*07:59JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利反発でリスク回避の円買い縮小の可能性
16日のドル・円は、東京市場では132円50銭まで下げた後、133円49銭まで反発。欧米市場では一時131円72銭まで売られたが、133円83銭まで反発し、133円75銭で取引終了。本日17日のドル・円は主に133円台で推移か。米長期金利の反発と米国株高を受けてリスク回避の円買いは縮小する可能性がある。
報道によると、複数の米大手銀行は16日、米銀ファースト・リパブリック・バンクに対して300億ドルの預金を預け入れるとの声明を発表した。米財務省、連邦準備制度理事会(FRB)などの発表によると米大手銀行など11行が預金を預け入れるもよう。従来の公的支援と異なるが、金融機関の連鎖的な破綻が起きることを防ぐ措置となるため、株式市場などは今回の行動を好感しているようだ。
市場参加者の間からは「来週開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)では金融引き締めが金融市場に与える影響について改めて議論されるのではないか」との声が聞かれており、欧米金融不安の台頭を受けてFOMCの金融・経済予測に対する関心が一段と高まっているようだ。
《CS》
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