*17:17JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、利上げ継続の可能性残る(訂正)
下記の通り修正します。
(誤)反落、欧米金融不安再燃でユーロ売り強まる
(正)堅調推移、欧州委員会はユーロ圏の成長率を上方修正
■弱含み、米追加利上げの可能性高まる
今週のユーロ・ドルは弱含み。欧州委員会経済見通しでユーロ圏の成長率やインフレ率が上方修正され、欧州中央銀行(ECB)の追加利上げ予想も示されたことから一時ユーロ買いが優勢となった。しかしながら、米国の追加利上げ観測が浮上したこと、米債務上限引き上げ交渉の進展が期待されたことでユーロ買い・米ドル売りは縮小した。取引レンジ:1.0760ドル-1.0905ドル。
「もみ合いか、ECB引き締め長期化の可能性も
来週のユーロ・ドルはもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)当局者から今後の金融政策について引き締め継続に前向きな見解が相次いでいるものの、6月理事会での追加利上げは織り込まれ、一段のユーロ買いは想定しにくい。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑止を最優先する方針に変わりはなく、リスク回避の米ドル売り・ユーロ買いがただちに強まる可能性は低いとみられる。
予想レンジ:1.0650ドル-1.0950ドル
■堅調推移、欧州委員会はユーロ圏の成長率を上方修正
今週のユーロ・円は堅調推移。米追加利上げを警戒してリスク回避的なユーロ売り・円買いが一時優勢となったが、欧州委員会がユーロ圏の成長率やインフレ率見通しを上方修正したこと、米債務上限引き上げ交渉の進展が期待されたことによって、リスク選好的なユーロ買い・円売りが優勢となった。取引レンジ:147円21銭-149円80銭。
■もみ合いか、利上げ継続の可能性残る
来週のユーロ・円はもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)当局者はインフレ抑止に積極姿勢を示し、ユーロ買い先行となりそうだ。日本銀行との金融政策方針の違いを背景に、ユーロ買い・円売りの基調に変わりはないとみられる。ただ、6月のECB理事会に向けの追加利上げはおおむね織り込まれており、一段のユーロ買いは想定しにくい。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・23日:S&Pグローバル5月製造業PMI(4月:45.8)
・23日:S&Pグローバル5月サービス業PMI(4月:56.2)
予想レンジ:147円00銭-151円00銭
《FA》
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