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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も米3連休前の調整売り


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も米3連休前の調整売り
26日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米コアPCE価格指数が堅調なら、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め長期化観測のドル買いが続く。ただ、米3連休前で調整や利益確定の売りが出やすく、上値は重いだろう。

前日発表された米1-3月期国内総生産(GDP)改定値は速報値から上方修正され、特にインフレ関連指標の強い内容が金融引き締め長期化を後押しする材料に。また、雇用情勢も良好でドル買い基調に振れ、ユーロ・ドルは1.07ドル付近まで軟化、ドル・円は一時140円20銭台に浮上した。本日アジア市場で早朝に利益確定売りが強まり、やや失速。前日売り込まれた欧州通貨を中心に買い戻され、ドルを下押しした。

この後の海外市場はドル買い基調を見極める展開。今晩発表の個人消費支出でインフレ高止まりが示されれば、FRBのタカ派姿勢を正当化しよう。ユーロ圏の減速懸念もドルを支える見通し。ただ、インフレ高止まりが景気を悪化させるとの懸念は根強く、長期金利の伸び悩みによりドルは失速の可能性も。一方、債務上限問題で来週の債務不履行が警戒され、NY市場の明日からの3連休を前にドルへの調整売りが見込まれる。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・4月個人所得(前月比予想:+0.4%、3月:+0.3%)
・21:30 米・4月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.5%、3月:0.0%)
・21:30 米・4月コアPCE価格指数(前年比予想:+4.6%、3月:+4.6%)
・21:30 米・4月耐久財受注速報値(前月比予想:-1.0%、3月:+3.2%)
・21:30 米・4月卸売在庫速報値(前月比予想:0.0%、3月:0.0%)
・23:00 米・5月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:58.0、速報値:57.7)
・休場:香港(釈迦生誕節)





《CS》

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