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八洲電機 Research Memo(3):“販売”から“エンジニアリング”へのシフトを進める
2017年7月26日 / 06:29 / 2ヶ月前

八洲電機 Research Memo(3):“販売”から“エンジニアリング”へのシフトを進める


*15:23JST 八洲電機 Research Memo(3):“販売”から“エンジニアリング”へのシフトを進める
■当面の展望・課題

八洲電機3153が力を注いでいるのが、ソリューション・エンジニアリング力の強化だ。単にモノを売る、コーディネートするという商社機能だけではなく、実際に工事を行い、技術力を提供する。2017年4月には、東京・日暮里にエンジニアリングセンターを開設した。社内組織においてもエンジニアリング開発部を新設し、“販売”から“エンジニアリング”へのシフトを進め、独自技術を生かした工事の受注増大を目指す。

エンジニアリングに注力することによって、過去に比べて売上高の鋭角的な増加は見込めなくなりながらも、利益率が高くなるため、収益構造の改善につながる。工事案件の受注は実際に増える方向にあり、今後は利益率のアップが期待できそうだ。

2017年3月期の事例を見ると、鉄鋼メーカー向けのLED照明、高速道路向け受変電設備、大学向け特殊空調、鉄道会社向け車両検修ラインなどの実績を積み、ソリューション・エンジニアリング関連で約10%の増収を確保した。2018年3月期も同様に10%の成長を目指し、この分野の売上高目標を20,000百万円に設定している。

さらに、ビジネスネットワークによるビジネスチャンスの拡大を目指す。空調設備、LED照明などで取引先や仕入先のビジネスパートナー企業との強い絆を継続し、事業規模・領域の拡大を図る。これに関する受注高は、2017年3月期は2倍以上となったが、2018年3月期は約60%増の7,000百万円を見込んでいる。

一方、エンジニアの強化で課題となるのが人材だ。新卒、中途を合わせて、これまでコンスタントに20人以上のエンジニアを毎年採用してきたが、景気の上向きを背景に今後はリクルートの面で苦戦が想定される。関連団体の八洲環境技術振興財団を通じた研究助成を行うことで、大学との結びつきを強めるなど施策を打ってはいるが、エンジニアリングの拡大に関してはこの面がポイントになりそうだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)


《TN》

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