January 11, 2018 / 7:10 AM / 5 months ago

あらた Research Memo(4):有利子負債の削減が進み財務体質は大きく改善、生産性向上も続く


*16:04JST あらた Research Memo(4):有利子負債の削減が進み財務体質は大きく改善、生産性向上も続く
■あらた2733の業績動向

2. 財務状況と経営指標
2018年3月期第2四半期末の総資産は前期末比20,747百万円増加の243,722百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では売上げの拡大に伴って売上債権が18,024百万円増加したほか、現預金が1,409百万円、たな卸資産が695百万円増加した。また、固定資産では投資有価証券が936百万円増加したほか、新物流センターとなる「九州南センター」の建設仮勘定の計上により、有形固定資産が1,571百万円増加した。

負債合計は前期末比12,991百万円増加の176,352百万円となった。主な増減要因を見ると、有利子負債が1,659百万円減少した一方で、流動負債で仕入債務が10,487百万円、未払法人税等が379百万円増加したほか、固定負債では退職給付にかかる負債が191百万円、繰延税金負債が211百万円増加した。また、純資産は前期末比7,756百万円増加の67,369百万円となった。収益の拡大に伴い利益剰余金が2,710百万円増加したほか、その他有価証券評価差額金が601百万円増加した。また、新株予約権の行使等に伴い資本金が1.806百万円、資本剰余金が1,927百万円増加した。

経営指標を見ると、経営の安全性指標となる自己資本比率は前年同期比2.6ポイント上昇の27.6%となり、有利子負債比率は同33.4ポイント低下の75.6%となるなど財務体質が大きく改善した。新株予約権の行使が進んだことや、売上債権回転日数と仕入債務回転日数のバランス改善に取り組み、キャッシュ効率を高めたことで有利子負債の削減が進んでいることが要因だ。2018年3月期第2四半期末の売上債権回転日数は前年同期比3.9日増加したが、仕入債務回転日数は同5.1日伸張しており、トータルバランスで見れば年々、改善が進んでいる。

生産性に関してみれば、従業員1人当たり売上高で前年同期比1.7%増、営業利益で同18.2%増となり、生産性の向上が続いている。ここ数年は新入社員を上回る退職者が出たことで従業員数は減少傾向となっていたものの、2018年3月期第2四半期末で退職者数がピークを越えたこともあり、前年同期末比65名増となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


《NB》

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