July 10, 2019 / 6:16 AM / 2 months ago

フリービット Research Memo(1):2019年4月期通期は大幅増収増益、ブロードバンド事業が業績けん引


*15:11JST フリービット Research Memo(1):2019年4月期通期は大幅増収増益、ブロードバンド事業が業績けん引
■要約

フリービット3843は、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)へのインフラ提供やMVNE(Mobile Virtual Network Enabler:仮想移動体通信サービス提供者)としてのMVNO※1への参入支援、バーチャルデータセンター(VDC)※2を中心とするクラウドインフラの提供、インターネット・サービスにおけるコンサルティング、ソリューションなど様々なサービスを、主に法人向けに提供する。また、グループ会社を通じて、個人向けのISPやMVNOサービス、Webマーケティングサービス、集合住宅向けのインターネット関連サービスなどの事業を手掛ける。

※1 Mobile Virtual Network Operatorの略。NTTドコモ9437、KDDI9433、ソフトバンク9434のような無線通信基盤を有する事業者から回線を借りて独自の通信事業を行う事業者。
※2 データセンターの機能を仮想的に構築し、インターネット上から利用できる仕組みまたはサービス。


1. 2019年4月期通期の業績動向
2019年4月期通期連結業績は、売上高が前期比30.3%増の50,365百万円、営業利益が同61.1%増の2,981百万円、経常利益が同80.1%増の2,569百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が279百万円(前期は567百万円の損失)となり、大幅な増収増益となった。売上高に関しては、マンションインターネット等が好調のブロードバンド事業(前期比35.5%増)、急成長するヘルステック事業(同82.9%増)及びエドテック事業の開始(売上高4,776百万円計上)により大幅な増収となった。営業利益に関しては、マンションインターネット(ブロードバンド事業)の粗利増加(前期比1,202百万円増)、ヘルステック事業の拡大に伴う収益性向上(同417百万円増)、モバイル事業の利益率改善(同391百万円増)などが寄与し、大幅増益を達成した。なお、エドテック事業を担う(株)アルクは買収前から黒字の企業だが、買収後も営業利益ベースで281百万円の利益貢献をしている。

2. 2020年4月期通期の業績見通し
2020年4月期通期の連結業績は、売上高が前期比13.2%増の57,000百万円、営業利益が同34.2%増の4,000百万円、経常利益が同47.9%増の3,800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同258.0%増の1,000百万円と、7期連続の増収と過去最高の営業利益を更新する計画だ。売上高に関しては、稼ぎ頭であるマンションインターネットで提携先大手ハウスメーカー向け提供戸数が増加し、IoTサービスの拡充なども加わり順調に拡大する予想だ。フリービットEPARKヘルスケアが伸びているヘルステック事業、エドテック事業も増収に寄与する予想だ。営業利益に関しては、マンションインターネット及びヘルステック事業が大幅増益の予想。エドテック事業も堅調に収益を確保する予想である。

3. 中長期の成長戦略
同社は2016年6月に4ヶ年の中期事業方針「SiLK VISION 2020」を発表し、2020年4月期に売上高500億円、営業利益50億円を目指している。グループ基本方針では生活革命とモバイル革命の2つを成長領域と定義する。生活革命の中では、ヘルステック事業にいち早く着手し、有望な事業としての基盤を確立しつつある。現在、先行投資を加速しているのが不動産テック事業、そして2018年に子会社化したアルクを母体とするエドテック事業である。「SiLK VISION 2020」の最終年度の営業利益目標5,000百万円に対して、2020年4月期の通期予想は4,000百万円であり、両者には開きがある。通期予想は“確実性の高いコミットメント”であり、中期経営計画は“ストレッチ目標”として達成を目指す位置付けである。不動産テック事業やヘルステック事業の想定以上の伸び、インフラテック事業でのコストダウン進捗、エドテック事業でのデジタルサービス化などが奏功すれば、中期経営計画の営業利益目標に近づくことになる。中期経営計画最終年度の追い込みに期待したい。

Key Points
・インターネットやモバイルのインフラ提供に強みを持つメガベンチャー。M&Aでグループ成長。2018年にアルクを子会社化しエドテック(教育)に進出
・2019年4月期通期は大幅増収増益。ブロードバンド事業が業績けん引。モバイル事業とヘルステック事業の収益性向上。親会社株主に帰属する当期純利益で黒字化達成
・2019年4月期はアルク連結により資産規模拡大。現金及び預金150億円以上保有しM&Aにも機動的に対応できる体制
・中期経営計画「SiLK VISION 2020」の売上高を1年前倒しで達成。最終年度は営業利益50億円にどこまで近づくかが焦点

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)


《ST》

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