April 27, 2020 / 1:20 AM / a month ago

今週のマーケット展望「金融政策会合結果『口実』にした売り警戒」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)


*10:16JST 今週のマーケット展望「金融政策会合結果『口実』にした売り警戒」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)
皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。外出自粛要請が続くなかのゴールデンウィークを前に、政府が「オンライン帰省」を呼びかけるなど、警戒感が高まっていますね。市場はどう動くのでしょうか。

さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、4月27日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

まず広木さんは、『引き続き、新型コロナウイルス感染拡大の終息に目途がたつかどうかが相場のセンチメントを左右しそうだ』と予想しています。さらに、『政府は今週半ば以降に、専門家から意見を聴いた上で、緊急事態宣言を延長するかどうか検討を進める。30日にも安倍首相が決断するとの見方がある』と伝えています。

続けて、『政府内では5月6日までに緊急事態宣言を全面的に解除するのは難しいとの意見が強まっていて、もしも緊急事態宣言が当初の見通しの5月6日に解除できずに延長された場合、国民の自粛疲れとも相まって相場のムードも暗くなりそうだ』と危惧しています。

また、世界的には『今週のビッグイベントは日米欧の中央銀行が27〜30日に相次いで開催する金融政策会合である』としています。『まず日銀が米欧に先だち27日に金融政策決定会合を開く。続いて米連邦準備理事会(FRB)が28〜29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催、欧州中央銀行(ECB)の定例理事会は30日だ』と伝えた上で、『確かにこれらの会合は重要ではあるものの市場への影響は限定的だろう。ここで議論されることや決定される政策はほぼ事前に想定されており、市場は織り込み済みだ』と予想しています。

さらに、それぞれの政策について『FRBは3月に金利をゼロにし、無制限QEを決めた。4月には一部のジャンク債まで買い取ることを含む総額2.3兆ドルの資金供給策を打ち出している。当面、これ以上の金融政策は出てこないだろう』、『ECBも22日に開いた臨時会合で格付けの低い社債も担保に受け入れることを決め、今週の定例理事会では量的緩和の拡大などが議論される。ジャンク債については担保とするだけでなくFRBに倣って購入対象にするかもしれない』、『日銀の政策についても先日観測報道があった通り、国債買い入れの上限を撤廃、CP・社債の買い入れ枠の拡大などが決定されるものと思われる。ETF購入の増額は、市場が落ち着いているこのタイミングでは議論されないだろう』と予想。そして、『総括すればサプライズなき決定会合となるだろう』とまとめています。

ただ、『新味に乏しい結果になるのは見えているが、それでも市場は「金融政策会合の結果を見極めたい」というのを「口実」として見送り姿勢を強めるだろう』とも言及。今週の市場について、『すでに先週から膠着感が強まり、商いが細ってきている。東京都が企業に12連休を要請したこともあって、今週は休みをとる機関投資家も多いだろう。週半ばの昭和の日の祝日もあってなおさら動きにくい』と分析しています。

加えて、『こういう状況で警戒することは、投機筋の仕掛け的な売り崩しである』と指摘。『連休で投資家不在、薄商いで値が飛びやすい。出来高低下に加えて動きにくい状況というのも仕掛け売りには恰好の条件だ。金融政策会合の結果が想定通りで材料出尽くし - というのがまた売りの口実にされやすい。日経平均が節目の19,500円あたりで上値が重くなるようだと、上に抜けないと見た売りがかさむおそれがあるので注意したい』としています。

一方、『特にテクニカル面では日経平均は厚く垂れ下がる一目均衡表の雲に頭を抑えられるような形になっている』とした上で、『一見、分厚い抵抗体のように見えるが、実はシカゴCMEの日経平均先物は雲の中に入って抜けそうな勢いだ。この雲を抜ければ20,000円までの視界は良好となる』と見解を述べています。

また、今週のイベントについて『注目はフェイスブック、マイクロソフト、アップルなどの米国の大型ハイテク株の決算発表と中国の4月製造業PMI。日本では日本電産(6594)などの決算発表に注目したい』としています。

最後に、日経平均の予想レンジについて『19,000~20,000円とする』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコマーケットレポーター 山崎みほ



《HH》

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