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日本株

三和HD Research Memo(8):「グローバル・メジャー」としてのトップブランドの基盤確立は着実に進展(2)


*15:08JST 三和HD Research Memo(8):「グローバル・メジャー」としてのトップブランドの基盤確立は着実に進展(2)
■三和ホールディングス
5929の中長期の成長戦略と進捗状況

4. 基本戦略(3):アジア事業の基盤拡充
これまでアジアの収益は、重要性の原則に基づき持分法による取り込みとしてきたが、規模拡大に伴い2020年3月期からは一部の現地法人について連結子会社として連結決算に反映させることに切り替えた。アジアでは、上海宝産三和門業、安和金属工業(台湾)、三和シヤッター香港、ビナサンワ(ベトナム)の4社を連結化し、2021年3月期から鈴木シャッター香港を連結化する。

アジア事業では、グループ各社の一体運営強化及び連結対象事業の拡大を目指しているが、計画初年度の実績は事業基盤の確立に至らず、3.5億円の営業損失にとどまった。上海宝産三和門業やビナサンワで、市場変化への対応が遅れたことが損失の主因であり、課題を残した。2021年3月期は、地域密着型で収益回復を図るとともに、鈴木シャッター香港の連結貢献によって0.6億円の営業利益を見込む。早期の黒字化が、アジア事業にとって最大の課題といえよう。

5. 基本戦略(4):働き方改革と生産性向上
営業・設計・製造・施工・メンテナンス・管理の全てのプロセスで、AI、IoTなど最新の情報システムの活用による業務効率化、働き方改革などにより生産性の改善を目指している。計画初年度は、特に日本において、国内グループ会社の事業最適化(システム連携など)や、働き方改革による長時間労働是正、業務効率化推進などに取り組んだ。なかでも、モバイルPCの導入やテレビ会議システムの刷新などは、今回の新型コロナウイルス対策としても大いに役立っている。

6. 基本戦略(5):ESGを推進し、社会からより信頼される企業体質へ
ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字である。同社グループでは、ESGを推進し、2030年に向けて社会からより信頼される企業を目指す。既に、サステナブルな未来と社会の発展への貢献として気候変動に対応する商品の拡充、すべての人が安心して働ける職場づくりとして人材育成など新たな価値と競争力を育てる施策、まちやくらしを支える商品・サービスの提供として「防火・防煙・耐震・防水商品」など多様な商品群で大切な「日常」を守るなどを、実践している。ESG重点課題について各部門が連携して推進することで、業績の信用と経営基盤の信用の『2つの信用』を高めて、将来にわたる持続的成長へつなげることを目指している。さらに、こうした重要課題への取り組みを適時開示することで、同社ではESG主要インデックスへの採用を目指す考えだ。近年、年金基金など主要投資家の間で企業の社会的責任への関心が高まっており、同社がESG主要インデックスに採用されれば、同社株の投資家層をさらに広げることになるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)



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