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日本株

クロスマーケ Research Memo(7):今期の増益は難しそうだが、来期へ向けて弾みとなる


*15:07JST クロスマーケ Research Memo(7):今期の増益は難しそうだが、来期へ向けて弾みとなる
■業績の見通し

3. 2020年12月期の業績見通し
クロス・マーケティンググループ
3675は、2020年12月期の通期の業績予想を「未定」とした。理由は、世界的に新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが依然として立っておらず、今後の外部環境の変化についても不透明な状況が見込まれることから、現時点で業績予想を合理的に見積もることが困難なためとしている。なお、業績予想の合理的な算出が可能となった際は速やかに公表する方針である。

しかし、第3四半期に入って、新型コロナウイルス感染症の影響は残っているものの、日本を含め各国において経済活動が少しずつ戻ってきている。同社も主力の内外リサーチ事業を中心に、売上高が前年同期並みの水準へ向けて回復傾向に入ってきた。ITソリューション事業とその他の事業については、第2四半期で受注活動が減速した影響で第3四半期はやや厳しい局面が予想されるが、第4四半期には回復することが期待されている。利益面でも、販管費のコントロールを徹底することによって業績回復を後押ししようとしている。以上から通期業績をイメージすると、売上・利益ともに第4四半期へ向けて尻上がりに回復傾向となるものの、第2四半期のマイナスを完全にカバーすることは難しいと予想される。しかし、2021年12月期においては、コストコントロールがさらに進展することから、2019年12月期並みの売上高に戻り、利益水準を回復することは可能で、経済動向の回復次第ではピーク利益の更新も再び視野に入ってくるかもしれない。


「Afterコロナ」を切り拓いて再び成長軌道へ
4. 中期成長イメージ
マーケティングリサーチ業界は、市場の成長とともにニーズやターゲットが多様化し、データがますます氾濫する時代に対応していかなければならなくなった。その際、マーケティングソリューションにおいてはコンサルティングなどアナログの側面がより重視されるようになり、一方、加速度的に高度化するデジタル技術を確実にキャッチアップするためにデジタルトランスフォーメーションが必要とされている。同社は、マーケティングソリューションでは、グループ内外との連携によって、リサーチを核にソリューションからコンサルティング、人材派遣、専門分野特化などへとサービスメニューを広げ、デジタルトランスフォーメーションでは、自動化などによって調査票作成をはじめリサーチプロセスの利便性を高めるとともに、莫大なデータを瞬時に処理・分析していくよう機能の向上を図っていくと想定される。現状、新型コロナウイルス感染症の対策のため一時停止しているような状況だが、一方で、同社は中長期の成長を見据えた施策を次々と放っている。そのようななか、各事業の業況が足元で徐々に回復、将来が少しずつ見通せるようになってきた。マーケティングソリューションとデジタルトランスフォーメーションによって「Afterコロナ」を切り拓き、中期成長軌道に回帰していく同社の姿もじきに見通せるようになると考える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)





《KS》

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