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日本株

グローセル Research Memo(4):2021年3月期第2四半期はコロナの影響で営業損失だが、粗利率は改善


*15:14JST グローセル Research Memo(4):2021年3月期第2四半期はコロナの影響で営業損失だが、粗利率は改善
■業績動向

1. 2021年3月期第2四半期の連結業績概要
グローセル
9995の2021年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が26,907百万円(前年同期比24.3%減)、営業損失が504百万円(前年同期は39百万円の損失)、経常損失が457百万円(同19百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が392百万円(同1百万円の利益)となった。

製品別売上高は、集積回路が17,642百万円(前年同期比27.6%減、売上高構成比率65.6%)、半導体素子が4,645百万円(同18.7%減、同17.3%)、表示デバイスが630百万円(同26.0%減、同2.3%)、一般電子部品が3,989百万円(同13.6%減、同14.8%)であった。なお注力商品である「STREAL」の売上高は400百万円(前年同期160百万円)となり、順調に拡大している。海外拠点の売上高は5,437百万円(同24.5%減)となった。

分野別売上高は、産業用が11,460百万円(前年同期比11.2%減、売上高構成比率42.6%)、自動車が12,230百万円(同30.7%減、同45.5%)、民生が1,810百万円(同37.2%減、同6.7%)、OAが690百万円(同27.4%減、同2.6%)、通信が560百万円(同31.7%減、同2.1%)、アミューズが170百万円(同48.5%減、同0.6%)であった。すべての分野向けで減収となったが、特に自動車向けが大きく落ち込んでおり、対売上高構成比も前年同期の49.7%から45.5%へ低下した。

売上総利益率は9.4%(前年同期は8.8%)へ上昇したが、比較的利益率が高い製品・商品の構成比率が上がったことによる。自社開発品である「STREAL」の売上高が増加したことも利益率の改善に貢献した。売上総利益額は2,520百万円(同19.3%減)となった。一方で販管費は、減収に伴う経費減に加え、コロナの影響による出張旅費や交際費の減少があったことから前年同期比4.4%減の3,024百万円となったが、売上総利益の減少を補えず、営業損益は504百万円の損失となった。

2. 財務状況
2021年3月期第2四半期末の流動資産は前期末比で5百万円増加し27,769百万円となったが、主に現金及び預金の減少1,284百万円、受取手形及び売掛金の減少1,475百万円、商品及び製品の増加2,684百万円などによる。固定資産は4,669百万円(前期末比372百万円増)となったが、無形固定資産の増加9百万円、投資その他の資産の増加363百万円による。この結果、2021年3月期第2四半期末の資産合計は32,438百万円(同377百万円増)となった。

一方で、負債合計は前期末比967百万円増の10,478百万円となったが、主に流動負債のうち、支払手形及び買掛金が1,182百万円減、短期借入金が2,310百万円増、固定負債のうち、長期借入金が52百万円減などによる。純資産は、主に四半期純損失の計上や配当金支払いによる利益剰余金の減少705百万円などにより前期末比590百万円減の21,959百万円となった。この結果、2021年3月期第2四半期末の自己資本比率は67.7%(前期末は70.3%)となった。

3. キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは3,020百万円の支出となった。また投資活動によるキャッシュ・フローは212百万円の支出となり、フリーキャッシュ・フローは3,232百万円の支出となった。財務活動によるキャッシュ・フローは1,998百万円の収入であった。この結果、2021年3月期第2四半期中の現金及び現金同等物は1,284百万円減少し、期末残高は3,725百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)





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