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日本株

インテリックス Research Memo(1):リースバック事業の育成とリノヴェックスマンション事業の拡大を目指す


*15:01JST インテリックス Research Memo(1):リースバック事業の育成とリノヴェックスマンション事業の拡大を目指す
■要約

インテリックス
8940は中古マンションをリノベーション(再生)してから販売するリノベーションマンション事業の先駆け的企業で業界最大手。また、新規事業として2016年5月期にアセットシェアリング事業(不動産小口化販売)、2017年5月期にリースバック事業をそれぞれ開始したほか、2019年からは不動産投資型クラウドファンディングにも進出している。

1. 2021年5月期第2四半期累計業績の概要
2021年5月期第2四半期累計(2020年6月-11月)の連結業績は、売上高で前年同期比18.0%増の21,031百万円、営業利益で同56.5%増の540百万円と増収増益となった。主力のリノヴェックスマンション事業の売上高が同13.1%増の16,815百万円と伸長したことに加え、リースバック物件の売却収入を25億円弱(信託受益権の譲渡1,941百万円含む)計上したことなどが寄与した。リノヴェックスマンション事業では、中古マンション流通市場全体で売り物件が少なくなった影響で、仕入件数は前年同期比256件減の557件と低水準にとどまったものの、豊富な手持ち在庫と堅調な需要から、販売件数は同109件増の745件と2年連続で増加した。

2. 2021年5月期の業績見通し
2021年5月期の業績見通しは、新型コロナウイルス感染拡大(以下、コロナ禍)の影響を合理的に算定することが困難なため未定としている。マイナス要因としては、運営するホテルの稼働率がコロナ禍で低迷していることにより子会社の(株)インテリックスプロパティの収益悪化が見込まれること、下期はリノヴェックスマンションの手持ち在庫減少により、販売件数の減少が予想されることなどが挙げられるが、一方で、第3四半期に「アセットシェアリング三軒茶屋」(募集額6億円)を完売したほか、第4四半期に販売用不動産の売却益計上を予定していることから、通期でも増収増益を達成できるものと弊社では予想している。

3. 今後の成長戦略
今後の成長戦略としては、フロービジネス(リノヴェックスマンション、アセットシェアリング、その他不動産等の販売事業)の拡大とストックビジネス(保有不動産物件の賃貸収入、アセットシェアリング物件の運営管理収入等)の積み上げを図っていくことに加えて、ハイブリッド型のビジネスモデルとなるリースバック事業を育成していくことで、安定的な成長を目指す考えだ。リースバック事業については、2020年9月に68件分の信託受益権を不動産ファンドに初めて譲渡するなど、流動化による収益貢献の実績も出始めている。リースバック物件の流動化のタイミングについては、既存事業の動向を見ながら自社である程度コントロールできるため、全体の収益計画を立てやすくなるといったメリットがある。このため、今後も認知度向上のためのプロモーション強化や不動産仲介会社等との連携強化を進めながら仕入物件の積み上げを図り、同事業を拡大していく方針だ。また、リノヴェックスマンション事業についても営業体制を強化し、手薄だった千葉県や埼玉県など首都圏でのシェア拡大に再度注力していく。同社は今まで中期経営計画を公表してこなかったが、今後は公表していく方向で検討を進めているようで、その内容も注目される。

■Key Points
・2021年5月期第2四半期累計業績はリノヴェックスマンションの販売増とリースバック物件の信託受益権譲渡により増収増益に
・2021年5月期の業績見通しは未定だが、販売用不動産物件の売却等により増収増益となる可能性が高い
・収益変動が大きいフロー型ビジネスからハイブリッド型ビジネスへと構造転換を図り、収益の安定性を高めながら着実な成長を目指す方針

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)





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