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日本株

GMOペパボ Research Memo(7):「SUZURI」の流通額が前期比2.7倍増の24億円と急成長


*15:17JST GMOペパボ Research Memo(7):「SUZURI」の流通額が前期比2.7倍増の24億円と急成長
■GMOペパボ
3633の業績動向

2. 事業セグメント別の動向
(1) ホスティング事業
ホスティング事業の売上高は前期比1.8%増の4,567百万円、営業利益は同0.3%減の1,361百万円と堅調に推移した。「ロリポップ!」や「ムームードメイン」は増収増益となったものの、一部サービスを終了したほか、カスタマーサポート部門の人件費増加等により、若干ながら減益となった。

「ロリポップ!」は売上高で前期比3.1%増の1,846百万円と過去最高を更新し、営業利益は同2.7%増の894百万円と2期ぶりに増益に転じた。下期に全プランのスペックアップに加え、初期費用無料キャンペーンや価格改定等を実施した効果により、契約件数が前期末比2.9%増の417千件と増加したほか、顧客平均単価もハイスピードプラン(月額500円~)の契約件数増加により、前期比0.5%増の371円と若干ながら上昇したことが増収増益要因となった。

また、「ムームードメイン」は売上高で前期比2.2%増の2,069百万円、営業利益で同4.8%増の284百万円と過去最高を更新した。登録ドメイン件数は前年に割引キャンペーンで販売したドメインの更新率が低かったことなどから、前期末比1.2 %減の1,201千件と減少したものの、高単価な中古ドメインやメールオプションの販売が好調に推移したことが増収増益要因となった。

(2) EC支援事業
EC支援事業の売上高は前期比61.5%増の4,069百万円、営業利益は同38.2%増の1,212百万円と過去最高を大幅更新した。コロナ禍における巣ごもり需要拡大によって「カラーミーショップ」や「SUZURI」など主力サービスの業績が好調に推移した。

主力のネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」の売上高は前期比17.7%増の1,616百万円、営業利益は同7.6%増の830百万円と過去最高を連続更新した。契約件数は前期末比0.3%減の41千件と横ばいで推移したが、顧客単価が前期比25.6%増の3,374円と大きく増加したことが増収要因となり、プロモーションコストや人件費の増加を吸収して営業利益も増益を維持した。顧客単価の上昇要因は大きく分けて3つあるが、なかでも、流通額に応じて決済代行会社から受領する手数料の増加が大きく寄与した。そのほか、料金プランの構成比でエコノミープラン(月額834円~)が低下し、レギュラープラン(月額3,000円)の比率が上昇したこと、アプリストアで提供している各種有料アプリ(Instagramショッピング連携アプリ、越境EC対応アプリ等)の契約件数が増加したことなども単価上昇要因となっている。

一方、「SUZURI」については売上高で前期比176.3%増の2,077百万円、営業利益で同404.5%増の272百万円と大幅増収増益となった。継続的な新アイテムの追加やSNS内で影響力のあるクリエイターの誘致に取り組んだことに加えて、夏に実施したTシャツセールなど各種セールが好調に推移したことで、流通額が前期比174.4%増の24.4億円、会員数も前期末比80.1%増の70万人と大幅に増加するなど、市場が一気に立ち上がった1年だったと言える。なお、四半期別流通額で見ると、第3四半期の791百万円から第4四半期は640百万円とやや減少しているが、現状は主要商材がTシャツであるため、夏場が最も販売が伸びる季節要因の影響が大きい。ただ、今後は新商材も拡充していく予定にしており、流通額の拡大に伴って季節性も徐々に薄まってくるものと見られる。

(3) ハンドメイド事業
ハンドメイド事業の売上高は前期比24.2%増の1,990百万円、営業利益は同139.5%増の226百万円となった。コロナ禍の影響による巣ごもり需要の拡大に加え、各種クーポンやキャンペーン、テレビCMなどの販促活動を実施したことに伴い、流通金額が前期比24.5%増の149億円と過去最高を更新している。特に、第2四半期以降はマスク関連商品や食品、インテリアなどの販売が増加した。利益面では、流通金額の拡大に伴う増収効果に加えて、2020年3月に開催予定だった大規模オフラインイベント「minneのハンドメイドマーケット2020」を中止したことに伴う費用減(約50百万円)も増益要因となった。プロモーションコストについては第4四半期にテレビCMを実施したこともあり前期比で若干の増加となった。

(4) 金融支援事業
金融支援事業の売上高は前期比177.4%増の127百万円、営業損失は299百万円(前期は178百万円の損失)となった。コロナ禍における企業収益悪化等を背景に、フリーランスへの発注額や単価の下落、行政による給付金の利用拡大等もあって、請求書買取額の伸びは当初想定を下回ったものの、前期比では177.9%増の16.5億円となった。一方、利益面では事業拡大に伴う人員増加に加えて、機能開発及びWebプロモーションなどへの投資を行うなど費用が増加したことが損失拡大の要因となった。

(5) その他
その他の売上高は前期比10.1%減の258百万円、営業利益は同8.3%増の47百万円となった。同社が運営するブログサービス「JUGEM」のほか、子会社のGMOクリエイターズネットワークが運営するWebコンテンツ制作事業が含まれている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)





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