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日本株

ファンペップ Research Memo(7):医薬品分野での開発マイルストーン等がなくなったことが減収要因に


*15:27JST ファンペップ Research Memo(7):医薬品分野での開発マイルストーン等がなくなったことが減収要因に
■業績動向

1. 2020年12月期の業績概要
ファンペップ
4881の2020年12月期の業績は、事業収益が2百万円(前期比298百万円減)、営業損失が564百万円(前期は285百万円の損失)、経常損失が505百万円(同232百万円の損失)、当期純損失が507百万円(同235百万円の損失)となった。

事業収益については、2019年12月期に開発マイルストーン及び研究開発協力金の合計300百万円を計上していたが、2020年12月期はこうしたイベントがなく、化粧品等に使用する機能性ペプチドの販売で2百万円の売上を計上するにとどまった。

事業費用では、事業原価として化粧品等に使用する機能性ペプチドの仕入原価1百万円を計上した。また、研究開発費は前期比38百万円減少の363百万円となった。オーストラリアで実施している「FPP003」の第1/2a相臨床試験が新型コロナウイルス感染症の影響で一時中断したことが要因で、会社計画比でも42百万円の減少となっている。また、販管費は株式上場関連費用の増加等により、前期比28百万円増加の202百万円となった。なお、営業外収益としてAMEDやNEDOからの補助金収入66百万円を計上しており、前期比では13百万円増加した。一方、営業外費用で株式上場に伴う株式交付費7百万円を計上した。


2021年12月期は「SR-0379」の第3相臨床試験入り、並びに抗体誘導ペプチドプロジェクトの開発費増加により営業損失の拡大を見込む
2. 2021年12月期の業績見通し
2021年12月期は事業収益で前期比126百万円増加の129百万円と増収となるものの、営業損失が1,244百万円、経常損失が1,180百万円、当期純損失が1,183百万円とそれぞれ拡大する見通しとなっている。

事業収益については、「SR-0379」の国内での第3相臨床試験開始に伴う開発マイルストーン125百万円を見込んでいる。一方、事業費用では研究開発費が前期比803百万円増の1,166百万円となり、損失拡大要因となる。「SR-0379」の第3相臨床試験費用の計上に加えて、抗体誘導ペプチドプロジェクトの開発費増加を見込んでいる。また、営業外では引き続きAMED、NEDOからの補助金収入を計上する見通しだ。なお、研究開発費については今後も抗体誘導ペプチドの開発パイプラインを拡充していくことから、年間で10億円台のペースが続くものと予想される。


株式上場時の公募増資等により、2020年12月期末の現金及び預金の残高は約36億円となり、当面の事業活動資金を確保
3. 財務状況について
2020年12月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比2,703百万円増加の3,720百万円となった。主な増加要因は株式上場時の公募増資等の実施により現金及び預金が2,724百万円増加したことによるものである。

負債合計は前期末比66百万円増加の152百万円となった。主な増加要因は未払金で47百万円、未払法人税等で18百万円の増加となっている。また、純資産合計は前期末比2,637百万円増加の3,568百万円となった。当期純損失507百万円を計上した一方で、第三者割当増資及び公募増資により資本金及び資本準備金がそれぞれ1,572百万円増加したことによる。この結果、自己資本比率は前期末の91.6%から95.9%に上昇した。

2020年12月期末の現金及び預金の残高は約36億円となっており、今後2~3年程度の事業活動資金は公募増資等による資金調達で賄えたことになるが、当面は開発ステージが続くことが予想されるため、手元資金と資金需要のバランスを見ながら、必要な場合はエクイティファイナンスにより資金調達を行う可能性がある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)





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