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日本株

大幸薬品 Research Memo(1):2020年12月期通期は、9ヶ月決算も過去最高の売上・利益を達成


*15:01JST 大幸薬品 Research Memo(1):2020年12月期通期は、9ヶ月決算も過去最高の売上・利益を達成
■業績動向

大幸薬品
4574は、「正露丸」「セイロガン糖衣A」を中心とする医薬品事業と、ウイルス除去・除菌・消臭製品「クレベリン」シリーズを中心とした感染管理事業を展開している。

2020年12月期通期(2020年4月~12月)は、売上高が17,582百万円(前期比※60.3%増)、営業利益が5,650百万円(同73.3%増)、経常利益が5,454百万円(同74.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が3,851百万円(同77.0%増)と、9ヶ月決算であったものの、過去最高の売上・利益を達成した。

※国内法人は4月~12月の9ヶ月間、海外法人は1月~12月の12ヶ月間を合算した参考値で比較。


売上高に関しては、医薬品事業で消費者の外出自粛などの影響を受けたものの、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)に伴う衛生管理意識の高まりなどにより感染管理事業が大幅に伸び、記録的な全社売上高となった。国内医薬品事業の売上高は2,534百万円(調整後前期比17.3%減)となり、コロナ禍に伴う消費者の外出自粛、インバウンド需要の消失等により低調に推移した。海外医薬品事業の売上高は1,040百万円(同42.8%減)。中国、香港、台湾を含め各国ともに消費者の外出自粛等の影響を受け低調に推移した。感染管理事業の売上高は、14,000百万円(同130.3%増)と大幅増となった。例年はインフルエンザの流行する冬場に需要が集中するが、今期(2020年4月~12月)はコロナ禍により消費者の衛生管理意識が高い状態が継続し、ウイルス除去市場が拡大したことが記録的な躍進の要因である。同社の分析では、売上高増分の約7割(約54億円)はコロナ禍という特殊要因に起因し、約3割(約25億円)が過去からのトレンドによる自然増である。商品別には、主力である「クレベリン 置き型」を中心に「クレベリン スティック」も需要が増加した。2019年秋から新規投入した日常除菌の商品群「クレベ&アンド」もハンドスプレーやハンドジェルなどの需要が高く、売上高1,610百万円(同376.5%増)と好調である。一般用製品と同様に、業務用製品の売上高2,265百万円(同111.3%増)及び海外感染管理事業の売上高549百万円(同310.6%増)も好調に推移し、存在感を増している。

売上総利益は感染管理事業の増収の影響により大幅に増加した。販管費に関しては、広告宣伝費や運送費をはじめとした販売費、人件費など全般に増加したが、増収効果により販管費率は同2.2ポイント低下した。結果として、営業利益は調整後前期比73.3%増と記録的な増益となった。セグメント利益では医薬品事業が1,144百万円(同32.0%減)と減益、感染管理事業は5,765百万円(同125.8 %増)と大幅増益だった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)




《NB》

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