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RSテクノ Research Memo(7):中国プライムウェーハ新工場の生産拡大で、2021年12月期は増収増益見通し


*15:57JST RSテクノ Research Memo(7):中国プライムウェーハ新工場の生産拡大で、2021年12月期は増収増益見通し
■今後の見通し

1. 2021年12月期の業績見通し
RS Technologies
3445の2021年12月期の連結業績は、売上高で前期比14.2%増の29,200百万円、営業利益で同30.2%増の5,900百万円、経常利益で同12.3%増の5,900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同9.7%増の3,100百万円と増収増益となる見通し。同社及び台湾子会社における再生ウェーハの能力増強や山東GRITEKの新工場稼働等により、減価償却費が2020年12月期より増加するものの、新工場稼働に伴うプライムウェーハ事業の収益回復、並びに半導体関連装置・部材等事業の成長でカバーして増収増益となる見通し。プライムウェーハの新工場については段階的に生産量を拡大していくため、半期ベースで見れば上期に対して下期はさらに伸長する見通しとなっている。なお、為替の前提レートは104円/ドルを前提としており、1円/ドルの円高は営業利益で20~40百万円の減益要因となる。

営業外収支が2019年12月期から約7億円悪化する見込みだが、これはプライムウェーハの工場移転に関連した補助金収入が減少することによる。ただ、新工場関連ではインフラ費用について山東省徳州市から補助金収入が見込まれるため、2021年12月期も数億円規模で計上する可能性がある。

事業セグメント別で見ると、ウェーハ再生事業は前期比ほぼ横ばい、営業利益は2ケタ減益となることが想定される。月産能力は国内が前期末の26万枚から28万枚、台湾が同16万枚から18万枚となり、合計で約1割増を計画している。設備投資額は17億円(国内9億円、台湾8億円)で減価償却費の増加と輸送費用の増加等が減益要因となる見込み。また、12インチ再生ウェーハの単価は横ばいを前提としている(一部、輸送費上昇分の転嫁がある)。2021年の12インチウェーハの需要は、5Gスマートフォンやデータセンター向けのロジック、メモリ半導体を中心に引き続き拡大する見通しで、再生ウェーハについても同様に堅調な推移が見込まれる。足元の状況は引き続きフル稼働状況が続いており、能力増強分を考慮すれば会社計画は保守的で上振れする可能性が高いと弊社では見ている。

プライムシリコンウェーハ製造販売事業については売上高で前期比8%増、営業利益で2ケタ増益となる見通しだ。8インチプライムウェーハの月産能力は新工場稼働により前期末に13万枚となっているが現在は約6割の稼働率となっており、今後段階的に生産量を引き上げていく予定となっている。8インチプライムウェーハ市場については、2021年1月以降、車載用半導体の不足が明るみに出るなど、需要に対して供給が追い付かない状況が続いている。同社の顧客は家電製品や車載向け半導体を製造する中国半導体メーカー向けであり、足元の受注は好調に推移しているもようだ。今後も市場環境に変化がなく、新工場立ち上げの前倒し等があれば、計画を上回る可能性が十分あると考えられる。

半導体関連装置・部材等事業については2ケタ増収増益が見込まれる。前述したようにDG Technologiesで手掛ける半導体製造装置向け消耗部材の受注好調が続いており、同事業のけん引役となる。2020年からコスト低減活動として中国子会社で製造するシリコンの採用を始めており、コスト低減効果による利益率上昇も見込まれる。なお、半導体製造装置・部材の仕入販売については保守的に見ていると想定される。コロナ禍の収束が見えないなか、収益の先行きは依然不透明ではあるものの、今後、半導体市場の環境が大きく悪化しない限りは、会社計画は上振れする可能性が高いと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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