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日本株

早稲アカ Research Memo(4):2024年3月期に売上高277億円、経常利益15億円を目標に掲げる(2)


*15:34JST 早稲アカ Research Memo(4):2024年3月期に売上高277億円、経常利益15億円を目標に掲げる(2)
■早稲田アカデミー
4718の中期経営計画

c) 教育サービス創出による新収益基盤の構築
新たな収益基盤を構築していくため、新たな教育サービスを育成していく。具体的には、オンライン校の新規開設に加えて、海外事業や英語教育サービスを強化していく。オンライン校については2021年4月より、小学校6年生並びに中学校3年生の難関校志望クラスからスタートする。現在ある対面型サービスと同じ内容をオンライン専門コースとして開設するもので、料金は対面型サービスと変わりない。コロナ禍においてオンライン授業での教務ノウハウが蓄積でき、オンラインだけでも対面型サービスと同様のサービス品質を維持できることが確認できたことから、サービスの開始を決定した。オンライン校の開設により首都圏外や海外に在住の生徒にもWebを通じたサービスを展開できることになり、新たな生徒層を獲得する目途がついた。生徒数の拡大につながる取り組みとして注目される。

海外事業については、子会社にてイギリスとアメリカに1校ずつ校舎を展開しているほか、(株)学研スタディエ及びその子会社と2019年8月に業務提携契約を結び、アジア市場で早稲田アカデミーブランドの展開を行っている。現在、業務提携先でシンガポールで2校、ベトナムで2校、台湾で1校を運営しており、同社は一定のロイヤリティ収入を得て、教務サービスの提供、帰国後の生徒の受入れなども行うなど協業を進めている。学研グループでは海外での教育サービス拡大を志向しており、今後も海外における早稲田アカデミーブランドの拡大が期待される。

英語教育サービスでは、2017年にスタートした小中学生を対象とした多読英語教室「English ENGINE」を年間1教室ペースで拡大していくほか、2020年6月より公立中学校進学予定の小学5・6年生と中学1年生コースの受講生を対象に開始したオンライン英語講座「Online English Education」の拡充を進めていく予定だ。

d) 永続的な成長を実現できる体制の構築
今後も永続的な成長を実現できる体制を構築するため、経営基盤の強化を図る。具体的には、ICTの利活用(RPAの拡充等)を推進し、管理部門の業務を省力化して、収益構造の強化につなげていくほか、働きがいのある職場環境を整備し、全社員がモチベーション高く日々の業務に臨めるようにしていく。

また、企業価値の向上に向けては、合格実績戦略に高いシナジーが期待できる分野への投資を積極的に検討していくほか、新規成長領域への戦略的な投資を継続していく。また、国際社会や地域社会で大いに活躍できる若者やSDGsの担い手となるような若者を卒塾生から多く輩出することで、早稲田アカデミーブランドの価値向上につなげていく。

e) グループ戦略
医歯薬系大学受験に特化した専門予備校「野田クルゼ」については、医学部志望者の数が減少傾向にあるなど全体の市場環境が厳しいなかで、現役高校生の獲得を強化し、また、合格実績戦略により合格実績数や合格率を高めていくことで生徒数を増やし、業績の拡大を図っていく。また、水戸市(茨城県)の小中高校生向けの進学塾となる「水戸アカデミー」については、エリア内最難関校である県立水戸第一高等学校合格実績でNo.1を目指していく。

千葉県の小中高校生向けの進学塾となる「QUARD」は、2020年に生徒数が若干減少したが、2021年春の新規生徒獲得に注力した結果、新年度の生徒数は前年比プラスでスタートする見込みとなっている。今後もエリア内最難関校となる県立千葉高等学校合格実績No.1を目指し、同社との連携を強化していくことで、業績を拡大していく戦略だ。

なお、2024年3月期の業績連単差は売上高で18.4億円、経常利益で2.2億円となり、2020年3月期(売上高で14.2億円、経常利益で0.6億円)から拡大する見込みとなっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)





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