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日本株

エノモト Research Memo(8):受注環境良好も、やや保守的な業績見通しとなった


*15:48JST エノモト Research Memo(8):受注環境良好も、やや保守的な業績見通しとなった
■業績動向

2. 2022年3月期の業績見通し
エノモト
6928は2022年3月期の業績見通しを、売上高23,000百万円(前期比横ばい)、営業利益1,650百万円(同5.5%増)、経常利益1,600百万円(同2.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,350百万円(同9.3%減)を見込んでいる。なお、繰延税金資産の追加計上がなくなるため、親会社株主に帰属する当期純利益は減益予想となった。

新型コロナウイルス感染症の感染再拡大への懸念は未だ強いものの、ワクチンの普及などにより経済に対する影響は限定的になるとの見方が増えている。電子部品業界は、スマートフォンやウェアラブル端末の堅調な需要、自動車の回復、EVや自動運転など用途拡大、5GやIoT社会を支えるデータセンターや基地局など情報処理関連施設の建設など、力強い追い風を受けているところである。このため、リードフレームとコネクタ用部品はともに足もと好調な受注環境にあるが、急激な需要回復や大手メーカーの事故、アメリカの寒波などの影響により、半導体や原材料に供給不足が生じている点がやや懸念事項となっている。

このような好調な環境下、同社は中期経営計画に基づき、品質向上と製造コスト低減を目的に引き続き製造工程の自動化や効率化を推進するとともに、強みの複合加工技術などをベースに過去の枠組みにとらわれない新たな顧客を積極的に開拓し、収益力の向上に取り組んでいく方針である。このような好調な受注環境にもかかわらず、売上高を横ばいと予想しているのは、スマートフォン向けコネクタの前期第4四半期の好調の反動、コロナ禍の影響が長引いている国・エリアでの自動車生産の低迷、半導体の供給不足などを織り込んだためだと思われるが、やや保守的な印象である。利益面では、製造工程の自動化が進展する効果は期待できるが、好採算のコネクタの売上構成比が落ちる一方原価の高いリードフレームが伸びるという想定になっているため、売上総利益率の改善がわずかにとどまる予想となったようだ。販管費で減少を見込んでいるものの、利益面でも保守的な印象が強い。1st STEP初年度ということで「必達」を意識したのかもしれない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)





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