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日本株

三城HD Research Memo(6):認知度回復、新コンセプト店舗の拡充により業績の回復を図る(1)


*16:06JST 三城HD Research Memo(6):認知度回復、新コンセプト店舗の拡充により業績の回復を図る(1)
■中長期の成長戦略

三城ホールディングス
7455は持株会社(グループ)としては正式には中期経営計画等を発表していないが、今後数年間で店舗の整理(退店、統廃合、移転、業態変更等)を推し進め、新しいコンセプトの店舗、特にメゾン、ロッジ、ベルエポックを増やす方針である。これにより従来の顧客層に加え新規でファミリー層の獲得を目指し、同業他社によるメガネのファストファッションとの差別化を訴求することで、業績のさらなる回復を図っていく。

1. 店舗施策
(1) コンセプト別店舗改装
同社では、通常のレギュラー店に加えて、現在はエンターテインメント、サーカス、パリのベルエポック、ロッジ、サロン、メゾンの6つの要素へ改装を行いながら店舗展開を進めている。これら6つの店舗の特色と位置付け(ポジショニング=価格帯と目標年齢層)は以下のとおりになっている。

a) エンターテインメント
音楽とファッションをテーマに、100万人都市を中心に出店展開する。20代~30代後半向けにECへの誘致やトレンド牽引店舗としてのコマーシャル効果を担う。

b) パリのベルエポック
華やかな時代の古き良き文化の魅力を店舗に詰め込み、女性やファミリーが入店しやすい店装をショッピングモール、テナント型で展開する。わかりやすく購入しやすい商品と価格設定で、30代からのファミリー層へアプローチする。

c) メゾン
地域密着店のなかでもニューファミリー世帯の利用が多い郊外店舗をフランスのメゾン風にリニューアルする。サロンの定義を継承しながらも、カフェコーナーや待合スペースを充実させてコミュニティが広がるスペースを確保する。

d) サーカス
まるでサーカスに迷い込んだような楽しい店舗をコンセプトに、上質なPB商品を主力とする。若者だけにとどまらず少年の心を持った都会の大人たちがメガネで遊べるよう、レンズの品ぞろえも充実させたエンタメ系の店舗を目指す。

e) ロッジ
三城の次世代店舗として、地域の旗艦店舗を木の香りが漂うログハウス店舗にリニューアルする。既存客からニューファミリーまで幅広い層を意識し、店内ではカフェコーナーとキッズスペースを取り入れている。NBとPBをバランス良く構成し選ぶ楽しさを提供する。

f) サロン
コミュニティに密着した店舗として、メガネや補聴器に関する困りごとをゆっくりと相談できるスペースが用意されている。団塊世代を意識した「ビジュアルライフケア」サービスに注力、眼の健康や安心を提供する。

(2) 重点施策
前述したとおり6つの新業態を展開しているが、コロナ禍の影響により都市に店舗を構えるエンターテインメントなどは客数が低下している。一方で、ソーシャルディスタンスを取りやすい郊外型(主にロッジ、メゾン)は順調に客足が伸びていることなどから、今後はロッジ、メゾンを中心に改装を進める計画だ。また麻布十番にオープンしたベルエポック型も堅調であることから、立地によっては同型店舗への改装も進める。

2021年3月末現在の新コンセプト店舗数は、郊外型のメゾン、ロッジ、サロンが94店(前期末比26店増)、ビルイン型のサーカス、エンターテインメントが28店(同増減なし)、テナント型のベルエポックは100店(同2店増)となった。従来展開していたレギュラー店舗数は420店(同67店減)となった。

a) ロッジ型
2021年3月期には6店舗(西神戸、三木、今宿、八幡西、牛久、高柳)をロッジ型へ改装した。これら6店舗の売上合計は改装前と比較して76.8%増となった。広い店舗であることから、ソーシャルディスタンスを取りやすく、コロナ禍の影響下にあっても客数は落ちなかった。また郊外型であることから、テナント型に比べて同社の裁量で改装等を行うことができるため、今後も増やしていく計画だ。

b) メゾン型
2021年3月期には4店舗(春日部、茂原バイパス、あかいわ山陽、長野大通り)を改装した。4店舗合計の売上高は改装前と比較して44.9%増となった。イメージを刷新したことで新規客が増加した。また、居抜きの利用などによりロッジ型より比較的低コストを実現しているのも特長である。

c) ベルエポック
2020年9月に、東京・麻布十番店として日本国内で初めてパリ店と同型の店舗をオープンした。改装前と比較して売上高は31.6%増となった。同店舗の成功事例により、今後も立地によっては「ベルエポック」型の展開(新規出店・改装)も検討するとしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



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