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日本株

ディーエムソリュ Research Memo(7):バーティカルメディアサービスが大きく伸びた


*15:07JST ディーエムソリュ Research Memo(7):バーティカルメディアサービスが大きく伸びた
■業績動向

1. 2021年3月期の業績動向
ディーエムソリューションズ
6549の2021年3月期の業績は、売上高14,621百万円(前期比8.8%増)、営業利益659百万円(同210.8%増)、経常利益660百万円(同211.3%増)、当期純利益427百万円(前期は当期純損失102百万円)となった。国内経済は、世界的なコロナ禍の影響に伴う経済活動の停滞や縮小により、先行き不透明な状況で推移した。同社が属する市場もコロナ禍の影響を受け、ダイレクトメール市場の取引高は前年と比較して減少したが、インターネット広告市場においてはプラス面の影響が大きかった。

このような事業環境の中、同社は、マーケティングプロセスの各局面において顧客に最適なソリューションを提供したほか、積極的な人材採用によって営業力や提供サービスを強化、新規顧客の開拓や既存顧客の深耕など積極的な営業活動を展開した。これにより、DM発送は緊急事態宣言が発出された第1四半期を中心に一時的な売上減少はあったが下期には回復、EC市場の拡大に伴って宅配便など小口貨物の取り扱いが増加しているフルフィルメントサービスも堅調に推移した。一方、インターネット事業においては、利益率の高いバーティカルメディアサービスがSEO効果や巣ごもり需要によって、特に第2四半期以降送客数が大幅に伸長した。このため、事業拡大に向けた設備費用やフルフィルセンターの増床家賃などを吸収し、営業利益は大幅増益となった。なお、前期に発生した自動車情報メディアサイト「MOBY」に関する減損損失がなくなったため、当期純利益はさらに大きく改善している。

ダイレクトメール事業の2021年3月期の業績は、売上高11,632百万円(前期比1.2%減)、セグメント利益409百万円(同40.2%減)、インターネット事業は、売上高2,989百万円(同80.7%増)、セグメント利益842百万円(同631.2%増)となった。コロナ禍が同社の各事業に大きな影響を与えた1年だったが、同社のポートフォリオ経営が奏功した結果、ボラティリティを抑えることができた。

ダイレクトメール事業では、DM発送において、企画制作からデザイン、印刷、封入・封緘作業を一括して手がけるワンストップサービスや、郵便やメール便のスケールメリットを生かした提案型営業を積極的に展開した。また、EC市場の拡大に伴うビジネスニーズを的確に捉え、巣ごもり環境下で需要が増している宅配便など小口貨物を取り扱うフルフィルメントサービスの強化を進めた。コロナ禍の影響によるイベント自粛などの影響を受けて第1四半期の4月~5月のDM発送は減少したものの、6月以降は回復傾向となった。また、フルフィルメントサービスは、センターの増床を行うなど着実に事業規模を拡大し、売上高は順調に拡大している。当初計画には届かなかったものの、人員増強を進めたにもかかわらず一定の収益を残すことができた。同社の営業力、積極投資、取引業種の幅の広さ、取引社数の多さを背景に、新規顧客や既存顧客からの受注が堅調に推移したことが要因と考える。

インターネット事業では、SEOと併せてコンテンツマーケティングに注力し、コンサルティング型マーケティングサービスの提供を強化した。また、SEOやWebサイトのコンテンツ制作などノウハウを生かし、バーティカルメディアサービスにも引き続き注力した。特にバーティカルメディアサービスでは、ドッグフードの比較サイト「CRABEL(クラベル)ドッグフード」やファッションレンタル比較サイト「CRABEL(クラベル)ファッションレンタル」など積極的に自社メディアを投入したこと、SEO施策が良好に推移して複数サイトで検索上位になったこと、コロナ禍の影響による外出自粛や在宅勤務の広がりなど巣ごもり需要が高まったことなどにより比較サイトへの送客数が大きく伸び、全体収益をけん引した。同様に巣ごもり需要を背景に、ネット広告ニーズが高まったデジタルマーケティングサービスも堅調に推移した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)



《AS》

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