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日本株

ダイナムジャパンHD Research Memo(5):事業環境の先行き不透明感から借入金を積み増す


*16:45JST ダイナムジャパンHD Research Memo(5):事業環境の先行き不透明感から借入金を積み増す
■2021年3月期の業績状況

2. 財政状態
ダイナムジャパンホールディングス<06889/HK>の2021年3月期末の資産合計は前期末比23,834百万円増加の301,073百万円となった。主な増減要因を見ると、現金及び預金は銀行からの借入を実施したこと、並びに納税時期を延期したことに伴うキャッシュ・フロー改善により、前期末比で32,851百万円の増加となった。納税時期の延期に関しては、コロナ禍の影響で打撃を受けた企業に対する特例の延長措置が認められたことによるものとなっている。一方で、遊技機の購入抑制や不採算店舗を閉店したことにより有形固定資産が8,791百万円減少したほか、使用権資産が1,511百万円減少した。

負債合計は前期末比26,594百万円増加の169,101百万円となった。主に有利子負債の増加によるもので、パチンコ事業で21,622百万円増加した。その他では未払金・未払費用が5,196百万円増加し、リース負債が1,857百万円減少した。

資本合計は前期末比2,760百万円減少の131,972百万円となった。親会社の所有者に帰属する当期利益2,363百万円を計上した一方で、配当金の支払い4,576百万円、自己株式の取得及び消却1,437百万円が減少要因となった。

自己資本比率は有利子負債の増加を主因として、前期末の48.6%から43.8%に低下したが、現金及び預金から有利子負債を差し引いたネットキャッシュは40,694百万円、前期末比で12,112百万円の増加となっている。ただし延期していた納税額100億円程度を2021年5月末に支払っているため、実質的にはネットキャッシュは前期末から若干程度の増加になっている。大幅に落ち込んだ収入に対して、徹底したコスト削減に取り組んだことによって、財務の健全性を維持した格好となっており、環境変化に機敏に対応できるマネジメント能力の強みが発揮されたものと評価される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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