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日本株

アクセル Research Memo(4):21年3月期は2期ぶりに減収となるも各利益は2期連続増益に


*15:24JST アクセル Research Memo(4):21年3月期は2期ぶりに減収となるも各利益は2期連続増益に
■業績動向

1. 2021年3月期の業績概要
アクセル
6730の2021年3月期の業績は、売上高で前期比2.9%減の8,999百万円、営業利益で同36.3%増の536百万円、経常利益で同31.8%増の705百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同43.2%増の670百万円となった。売上高に関してはパチンコ・パチスロ機向け半導体の落ち込みが響いて2期ぶりに減収に転じたものの、各利益は経費の絞り込みや新規事業関連の損失が縮小したこと等により2期連続の増益となった。また、計画比では売上高、各利益ともに上回って着地した。LSI開発販売関連セグメントの売上が計画を上回り、逆に研究開発費が下回ったことが要因だ。

主力市場であるパチンコ・パチスロ機業界の動向について見ると、コロナ禍の影響で遊技機ホールの経営環境が悪化したことを受け、従来2021年1月末としていた旧規則機の撤去期限※が2022年1月に延長された。また、射幸性が抑えられた新規則機の集客力が低いこともあって、旧規則機からの入れ替えも順調に進まず、結果、2021年3月期のパチンコ・パチスロ機の出荷台数は前期比55万台減の120万台と大幅に減少したと見られる。

※2018年2月に改正された「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則」においてパチンコ・パチスロ機とも射幸性を抑えるよう規則改正が行われ、従前の機種については期限までに撤去し、新規則機に置き換え必要があった。2021年4月時点でもまだ設置台数の約5割弱が旧規則機で占める状況(同社推計)となっている。


売上高はパチンコ・パチスロ機向けG-LSIや新規事業関連が伸長したものの、そのほかのパチンコ・パチスロ機向け半導体の落ち込みが響いて減収となった。ただ、売上原価率は販売ミックスの変化によって前期比2.6ポイント低下し、売上総利益は同4.9%増益となった。販管費は前期比横ばいの2,555百万円となったが、このうち、研究開発費は同5.0%減の1,472百万円となった。開発プロジェクトの見直しによる派遣社員の規模を適正化したことや、減価償却費が減少したことによるもので、純開発費は前期比横ばいの460百万円となっている。その他販管費については新規事業の推進や管理体制強化に伴う人件費の増加を主因として、前期比7.8%増の1,083百万円となった。

また、営業外収益として前期に引き続きNEDOの公募プロジェクトに関する助成金収入119百万円を計上しており、前期比で17百万円増加した。また、投資事業組合運用益も同13百万円増加の42百万円を計上している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)





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