*17:36JST アトラグループ Research Memo(6):2022年12月期は通期で最終利益黒字を想定
■今後の見通し
1. 2022年12月期の業績見通し
2022年12月期の連結業績は、売上高で前期比54.5%増の4,881百万円、営業利益で104百万円(前期は223百万円の損失)、経常利益で97百万円(同224百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益で50百万円(同351百万円の損失)を見込んでいる。国民医療費の抑制や人材確保の難しさなどの外部要因はあるものの、「ほねつぎデイサービス事業」「フィットネス関連事業」「機材、消耗品販売事業」に注力し、売上の拡大と利益の確保を実現する構えだ。さらに「ほねつぎチェーン事業」では異業種からの新規参入を促進し、加盟院を着実に増加させるとしている。鍼灸接骨院の新規開設に依存しすぎない事業モデルを構築するという方針に関して、弊社は妥当な戦略であると考える。特に高齢化が進むなかでデイサービス事業が好調に推移することが見込まれる。アトラグループ6029が展開するデイサービスは「来たときよりも健康になる」ということを目標にしている。実際、ケアマネージャーからも高い評価を得ているという。今後は、既存の加盟院が鍼灸接骨院に加えてデイサービスを新規店舗として開設していくことが期待される。また、異業種参入経営者でも成功できるサポート体制を整えていることから、新規フランチャイジーの増加も予想され、同社の業績を押し上げる要因になると弊社は考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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