*17:37JST アトラグループ Research Memo(7):介護、フィットネス、機材販売を軸に業績と企業価値の成長を目指す
■今後の見通し
2. 成長戦略
療養費の急速な伸びが見通しにくいなかで鍼灸接骨院の新規開設に依存しすぎない事業モデルを構築し、業績の拡大と企業価値を向上させていくことを目指す。既出のとおり、「介護支援事業」「フィットネス関連事業」「機材、消耗品販売事業」に注力していく方針だ。外部環境の追い風に加えて、鍼灸接骨院との親和性も高いことから、業績の伸びが期待される。また、「ほねつぎチェーン」「アトラ請求サービス」「HONEY-STYLE」と玩具販売に関しても着実に戦略を実行し、売上伸長を実現していく考えだ。
(1) ほねつぎチェーン
長期的に加盟院1,000院を目指す。そのために異業種企業による新規参入と既存の鍼灸接骨院の加盟(リニューアルオープン)を促進する。
(2) アトラアカデミー
動画配信の充実を図り、Web会員の増加を目指す。また、自費施術や物販を中心としたセミナーの集客にも注力し、機材販売の手段として最大限の活用をする。
(3) 機材、消耗品販売
セミナー参加者への自費施術用機材の販売を促進する。また、営業エリアの拡大によってリーチする顧客の数を増やすほか、新商品の発掘・開発によって訴求力のある商品ラインナップを構築することを目指す。
(4) アトラ請求サービス
アトラグループ6029基幹システムである「A-COMS」に新機能を適宜追加し、変化する顧客ニーズに対応する。また、安価で導入可能なシステムの単体販売などを導入することによって、シェアの拡大を目指す。
(5) HONEY-STYLE
アプリを改良し、顧客の利便性を高めていく。また、ポイントシステムを引き続き有効に活用し、物販の拡大に注力する。
(6) アトラストア
PB商品の開発に注力する。また、「トトリエ」の活用により、患者向け物販の拡大にも注力していく。さらに、ポイント制度の活用によって、売買高の拡大に取り組む。
(7) ほねつぎデイサービス
異業種企業の参入や鍼灸接骨院からの業態転換や新規事業としての併設も促進する。直営店舗の増加にも取り組む。
(8) ワンサードフィットネス
直営店に加えて、フランチャイズ展開を加速させる。
(9) 玩具販売事業
生産性の向上や体験型の売場づくり、参加型イベント開催によって既存店の売上拡大に注力する。また、新規出店による、売上の拡大を目指す。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
《NS》
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