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日本株

インテリックス Research Memo(7):2023年5月期の営業利益は期初計画どおりに推移する見通し


*15:37JST インテリックス Research Memo(7):2023年5月期の営業利益は期初計画どおりに推移する見通し
■今後の見通し

1. 2023年5月期業績の見通し
インテリックス
8940の2023年5月期の連結業績は、売上高で前期比17.4%増の42,417百万円、営業利益で同31.8%減の930百万円、経常利益で同43.4%減の601百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同34.6%減の420百万円と期初計画を据え置いた。売上高についてはリノヴェックスマンションの販売額が同17.3%増の30,776百万円と回復することで2期ぶりの増収に転じるが、利益面では新事業分野等への先行投資費用を前期から約7億円積み増す予定にしており、減益を見込んでいる。

事業セグメント別の売上高について見ると、リノベーション事業は前期比21.5%増の338億円となる見通し。リノヴェックスマンションの販売件数は同10.5%増の1,247件、平均販売価格は同6.2%増の2,468万円を想定している。ただ、第2四半期累計の販売単価が2,609万円と想定を上回っており、下期も「エコキューブ」の販売が伸びることを考えれば、通期の販売単価も少なくとも上期並みの水準を維持できるものと予想される。販売件数については今後の市場環境にもよるが、積極的な仕入活動を行ってきたこともあり計画値は可能な水準と見られる。一方、売上総利益率については当初14%台で計画していたが、建設資材価格の上昇により13%台後半と上期並みの水準に落ち着く見通しだ。このため、売上高は当初計画を上回る公算が大きいが、利益ベースではほぼ計画どおりに推移するものと予想される。なお、リノベーション内装事業の売上高は法人向けの受注拡大により、前期比23.0%増の18.2億円を見込んでいる。

ソリューション事業の売上高は前期比3.3%増の86億円となる見通し。下期に68億円の売上が必要となるが、一棟収益物件を複数販売するほか、2023年3月には、アセットシェアリングシリーズ第8弾「アセットシェアリング札幌」の販売も開始したことからおおむね計画どおりに推移するものと予想される。なお、リースバック事業の流動化について1件実施する予定であったが、2024年5月期に先送りすることになったようだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


《SI》

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