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日本株

パパネッツ Research Memo(1):既存事業と幅広い顧客へのサービス提供で事業拡大と安定基盤を目指す


*16:01JST パパネッツ Research Memo(1):既存事業と幅広い顧客へのサービス提供で事業拡大と安定基盤を目指す
■要約

パパネッツ
9388は、大都市圏中心に不動産管理会社及びマンスリーマンション運営会社及びハウスメーカー・不動産流通会社等の「御用聴きカンパニー」として、サポート業務を行っている。サポート業務の内訳としては、取引先の管理物件の巡回点検を行う「管理会社サポート事業」、二人体制で家具・家電製品等の大型商材の運搬・開梱・組立・設置までを独自の配送ネットワークで展開する「インテリア・トータルサポート事業」、不動産賃貸のほかコンテナレンタルストレージの賃貸などを行う「その他」の3事業を行う。

1. 2023年2月期の業績概要
2023年2月期通期の業績は、売上高は前期比10.4%増の4,007百万円、営業利益は同21.4%増の293百万円、経常利益は同21.1%増の294百万円、当期純利益は同28.8%増の202百万円となった。前期に比べ、新築需要の増加や賃貸物件の稼働率が上昇した。また、前期までの新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、コロナ禍)の影響の反動で売上高・利益面ともに増収増益となった。

2. 2024年2月期の業績見通し
2024年2月期通期の業績は、売上高は前期比9.1%増の4,373百万円、営業利益は同15.5%増の339百万円、経常利益は同8.3%増の318百万円、当期純利益は同2.5%増の207百万円の見込みである。建物定期巡回サービスの引き合いが増加傾向で引き続き堅調に進捗した。また住宅建築主対象の家具・カーテン販売会が開催され始めたことで、業績は徐々に回復に向かうものと同社は見ている。

3. 成長戦略
同社は、設立以来主力事業としている管理会社サポート業務について収益基盤を拡充し、売上高・営業利益の拡大を推進する方針である。同社は、管理会社サポート業務の強化に努めながら、事業領域に囚われない幅広い顧客へのサービスを提供し、事業拡大を目指す。そのために、優先的に取り組む課題として「人財確保・人財育成」「既存サービスの改良」「マーケット開拓」に取り組んでいく。

■Key Points
・不動産管理会社のサポート業務を主力とした「御用聴きカンパニー」
・2023年2月期の業績は増収増益
・サポート業務の強化と幅広い顧客へのサービスで事業拡大を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)


《SI》

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