*10:07JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日ぶりに反発、景気対策の長期化期待が支援材料
【ブラジル】ボベスパ指数 128405.35 +0.27%
18日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比348.13ポイント高(+0.27%)の128405.35で取引を終了した。127595.3から128796.2まで上昇した。
小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。景気対策の長期化期待が支援材料。国内での新型コロナウイルス感染状況が引き続き厳しいなか、景気対策がしばらく継続すると期待されている。一方、欧米市場の下落が指数の上値を抑えた。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派傾斜も指数の足かせとなった。
【ロシア】MICEX指数 3802.95 -0.42%
18日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比16.12ポイン安(-0.42%)の3802.95で取引を終了した。3813.50から3775.82まで下落した。
終始マイナス圏で推移し、終盤は下げ幅をやや縮小させた。欧米市場の下落が警戒され、ロシア株にも売りが広がった。また、インフレ率の加速も金融引き締め懸念を強めた。5月の生産者物価指数(PPI)は前年比で35.3%上昇し、前月の27.6%と市場予想の34.0%を上回った。一方、経済指標の改善期待などが指数を下支えした。
【インド】SENSEX指数 52344.45 +0.04%
18日のインドSENSEX指数はまちまち。前日比21.12ポイント高(+0.04%)の52344.45、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同8.05ポイント安(-0.05%)の15683.35で取引を終えた。
マイナス圏で推移した後は終盤にプラス圏を回復した。企業業績の改善期待が好感され、対象セクターの買いが広がった。また、外国人投資家(FII)の買い越しも支援材料。FIIはこの日、3日ぶりの買い越しに転じた。
【中国本土】上海総合指数 3525.10 -0.01%
18日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.51ポイント安(-0.01%)の3525.10ポイントと小反落した。
商品市況安が相場の重し。昨夜の米市場では、WTI原油先物が1.5%安と反落し、金先物価格も急反落している。この日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)でも、主要な非鉄の先物価格が安く推移した。米中関係の悪化懸念もくすぶる状況。米連邦通信委員会(FCC)は17日、安全保障上の脅威になるとして、中国企業5社が製造する通信機器の認証を禁じる方針を決定した。ただ、指数は高く推移する場面もみられている。足もとの経済指標が下振れる中、「当局は景気持ち直しの腰折れを回避するため、経済対策を強める」との見方が根強い。
《CS》
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