for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、貿易データの悪化などが景気回復の遅れ懸念を強めた


*09:36JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は続落、貿易データの悪化などが景気回復の遅れ懸念を強めた
【ブラジル】ボベスパ指数 103618.20 -1.38%
10日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1452.98ポイント安(-1.38%)の103618.20で取引を終了した。105071.19から103201.41まで下落した。

終始マイナス圏で推移し、後半下げ幅を一段と拡大させた。米銀行の破綻報道が警戒され、金融不安に対する懸念が高まった。また、海外株の全面安もリスク回避の売りを加速させた。ほかに、国内の景気低迷などが引き続き圧迫材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2276.25 -0.61%
10日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比13.89ポイント安(-0.61%)の2276.25で取引を終了した。2283.18から2266.33まで下落した。

売りが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開を示した。海外株の全面安が警戒され、ロシア市場もリスク回避の売りが広がった。また、米金融不安の高まりなども警戒材料。一方、原油価格が後半に上昇したが、指数をサポートするには力不足だった。

【インド】SENSEX指数 59135.13 -1.12%
10日のインドSENSEX指数は続落。前日比671.15ポイント安(-1.12%)の59135.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同176.70ポイント安(-1.00%)の17412.90で取引を終えた。

売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。海外株安を受け、インド株にも売り圧力が強まった。国内では、貿易データの悪化などが景気回復の遅れ懸念を強めた。昨年4月から今年2月までの鉄鋼輸出量は前年同期比52%減少したと報告された。ほかに、成長鈍化観測などが引き続き嫌気された。

【中国本土】中国本土市場 3230.08 -1.40%
10日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比46.02ポイント安(-1.40%)の3230.08ポイントと5日続落した。約3週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。

前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。中国の景気鈍化が引き続き不安材料として意識された。国内では、直近で公表された経済指標の内容を受け、内需の回復遅れが指摘されている。2月の物価統計は予想以上に弱いものとなり、1-2月の貿易統計では、輸入が前年同期比で予想以上に縮小した。また、米国で今夜(日本時間午後10時30分)、2月の米雇用統計が公表されることも気がかり。今後の米金利動向を占う意味で重要な指標となるためだ。米利上げペースの加速が警戒されている。


《CS》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。 【FISCO】
for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up