航空自衛隊は2日、愛知県春日井市の陸上自衛隊春日井駐屯地で、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の機動展開訓練を報道陣に公開した。各地で行う訓練の一環で、北朝鮮による弾道ミサイル発射などの事態に備え、即応態勢を構築する狙い。
空自岐阜基地(岐阜県各務原市)によると、訓練には同基地の第4高射群第15高射隊の約30人が参加した。発射機の他、レーダー装置や電源を積んだ車両計6両が並び、隊員たちは大きな声を掛け合ってケーブルをつないだりアンテナを組み立てたりしながら、発射までの手順を約20分間で確認した。
【共同通信】