宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2日、福井県坂井市の福井空港で、人工知能(AI)を活用して滑走路の積雪状況をリアルタイムで把握する世界初のモニタリングシステム実証実験のために設置したセンサーを報道陣に公開した。実験は3日から始める。
空港では通常、積雪時に人が滑走路の雪の状況を確認している。今回のシステムによって離着陸や除雪の判断がスムーズになり、遅延や欠航を減らす効果が期待される。2020年度と21年度の冬季に計測の精度を検証し、25年度に空港での実用化を目指す。
今月3日から福井空港でセンサーのデータを取得し、3月までAIの学習や性能確認を行う。
【共同通信】