東北管区警察局(仙台市)と管内6県警は5日、新型コロナウイルス禍が続く状況での大規模災害に備え、合同訓練を実施した。感染者が亡くなった場合の遺体の収容方法などを確認した。
訓練は岩手県警の訓練場(滝沢市)で開催した。主に岩手県警の職員が実演し、フェースシールドを着けて、手袋を二重にはめ、遺体を収納した袋の消毒法などを学んでいた。他の県警の職員は離れた位置で見学した。
福島県警の渡辺政喜検視官は「東日本大震災の経験を生かしながら、感染予防策を徹底した上で、早く確実に、ご家族に遺体をお渡しできるよう備えたい」と話した。
【共同通信】