与野党で協議が続くLGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案を巡り、当事者や支援者ら有志が6日、厚生労働省で記者会見し、差別禁止を明記するよう訴えた。
性的少数者の支援団体「fair」代表理事で、自らゲイと公表している松岡宗嗣さんは「(法案の)理解増進は賛同しやすい響きだが差別禁止が明示されていない。当事者の振る舞いやカミングアウトを理由とする、解雇や異動といった差別やいじめから守られない」と指摘した。
支援するエッセイストの小島慶子さんは「理解増進だけでは当事者は安心できない。性的少数者を差別できないようにするルール作りを第一にするべきだ」と話した。
【共同通信】