ツイッターに過去の逮捕歴が表示され続けるのはプライバシー侵害だとして、米ツイッター社に男性が投稿の削除を求めた訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(草野耕一裁判長)は24日、削除を命じる判決を言い渡した。削除を認めなかった二審東京高裁判決を破棄した。
最高裁は2017年、グーグルの検索結果削除を巡る決定で、プライバシー保護が情報公表の利益より「明らかに優越する場合」に限り削除できるとの判断基準を示している。ツイッターにこの基準が当てはまるかどうかが争点になっていた。
原告の男性は実名報道記事を引用したツイートが複数投稿され、就職活動に支障が出たと訴えていた。
【共同通信】