欧米を中心に患者が増加しているウイルス感染症の「サル痘」について、厚生労働省は25日、国内で初めて感染者が確認されたと発表した。欧州に滞在歴のある東京都の30代男性で、都内の医療機関に入院している。発熱や発疹、頭痛、倦怠感の症状があるが、状態は安定している。
政府は25日、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したことを受け、関係省庁会議を開催。WHOや諸外国の対応状況の情報収集に加え、医療機関の患者の受け入れや検査の体制の準備を進める方針を確認した。
【共同通信】