政府、日銀は21日の外国為替市場で円安ドル高が加速したことを受け、円買いドル売りの為替介入を再び実施したとみられる。一時1ドル=151円94銭と約32年ぶりの水準まで下落した円相場は、21日深夜から22日未明にかけて146円20銭まで急騰した。輸入に頼るエネルギーや食料品などの価格上昇による経済への悪影響を懸念し、投機的な円売りによる相場の急変動を阻止する必要があると判断したもようだ。
財務省は9月の前回介入とは異なり、今回は介入実施の有無を明らかにしていない。神田真人財務官は22日未明、介入については「コメントしかねる」と財務省内で記者団に語った。
【共同通信】