防衛省は19日、中国海軍の測量艦1隻が同日午前、鹿児島県・屋久島の南側の日本領海に侵入したと発表した。中国側に対し、外交ルートを通じ、強い懸念を伝達した。この付近では中国艦艇の領海侵入が相次いでおり、11月2日にもあったばかり。
防衛省によると、測量艦は19日午前3時20分ごろ、種子島の南東約50キロを西向きに航行。種子島の南で、領海外側の接続水域に入った後、午前6時50分ごろ、屋久島の南で領海に侵入した。
その後、領海内を移動し、午前10時半ごろ、口永良部島の西から領海の外側へ出た。
海上自衛隊のP1哨戒機が監視に当たった。
【共同通信】