日銀の20日の金融政策決定会合の結果を受け、市場は大きく反応した。円はドルに対して会合前より5円程度急伸し、一時1ドル=132円台と約4カ月ぶりの円高水準を付けた。国債市場では長期金利が急上昇。日経平均株価は大幅続落し、ほぼ全面安の展開となった。市場では「黒田東彦総裁の任期中に政策修正はないと誰もが思っていた」と驚きの声が上がった。
東京外国為替市場の円相場は、午前中は前日比で円安ドル高が進んでいたが、正午ごろに日銀が長期金利の上限を引き上げることを決めたと伝わると、状況が一変。円は1ドル=137円台前半から短時間で133円台前半まで上昇した。
【共同通信】