日本高野連は17日、大阪市内で理事会を開き、2024年春に硬式用のバットが反発力を抑えた新基準に完全移行するのに伴い、約4千の全国の加盟校に2本ずつ配布することを決めた。
限られた部費で活動する加盟校に対し、経済的な負担を懸念する声が上がっていた。2億5千万円の予算を見積もり、今年行われる春の選抜大会、夏の全国選手権大会の入場料収入を充当する。配布時期は今秋を予定している。
高野連は昨年2月、硬式で投手の安全を確保するため、反発力を抑えて木製バットの性能に近づけるための新基準を承認した。現在は2年間の移行期間となっている。
【共同通信】