2022年のインターネットバンキングでの不正送金事件は前年に比べ552件増の1136件、被害額は6億9950万円増の15億1950万円だったことが16日、警察庁の統計(確定値)で分かった。
いずれも3年ぶりの増加で、22年8月下旬から9月にかけて急増した。被害の多くは、金融機関を装った偽サイトに誘導するフィッシングの手口とみられる。
警察庁によると、金融機関やネット通販サイトを装って「パスワードを変更してください」などとメールを送りつけ、フィッシングサイトに誘導してIDやパスワードを入力させる手口が確認されている。
【共同通信】