「尾木ママ」の愛称で親しまれている教育評論家の尾木直樹さんが18日、「子ども新時代がやってくる」と題してオンライン講演会を開催し、4月1日のこども基本法施行を控え、子どものことは子どもに意見を求めるのがあらゆる問題解決への糸口だと訴えた。
尾木さんは、コロナ禍の影響や増え続ける子どもの自殺問題などを紹介。国連で採択された「子どもの権利条約」を日本が批准しながら、長年取り組みが遅れてきた状況を説明した。
その上で、将来の理想像を提示。生徒指導の教員用手引書が12年ぶりに改訂されたことなどを例に挙げ、憲法や子どもの権利条約に基づいた改革に期待を寄せた。
【共同通信】