August 20, 2009 / 4:00 PM / 10 years ago

米新規失業保険申請:識者はこうみる

 [ニューヨーク 20日 ロイター] 米労働省が発表した8月15日までの週の新規失業保険申請件数は57万6000件で、前週から予想外に増加した。前週は56万1000件に上方修正された。ロイターが集計したアナリスト予想は55万件に減少だった。

 8月20日、8月15日までの週の米新規失業保険申請件数は57万6000件と、前週から予想外に増加。写真は6日、ワシントンで開かれたジョブフェアーでガイドを手に取る求職者(2009年 ロイター/Jason Reed)

 市場関係者のコメントは以下の通り。

●4週間移動平均は減少傾向

 <フェデレーテド・インベスターズの市場ストラテジスト、リンダ・デュッセル氏>

 (新規失業保険申請件数が)60万件を下回る水準にとどまることを期待している。50万件を下回るまで景気回復は確信できない

 この数字の達成は一段と困難な可能性があるが、夏季は若干数字にゆがみが見られる。また、自動車会社が生産を拡大すれば(申請)件数は減ることが期待できる。

 われわれが注目しているのは4週間移動平均で、これは数カ月にわたり明らかに減少傾向にあり、従って良い方向に向いつつある。また、実際の数字と予想の差もさほど大きなサプライズではなかった。

●申請件数はピーク過ぎ減少傾向

 <野村証券インターナショナルのエコノミスト、ザック・パンドル氏>

 新規失業保険申請件数は過去数週間増減している。われわれは依然、申請件数はピークを過ぎ、減少傾向にあるとみている。(今回の数字は)雇用市場の状況の厳しさをあらためて示した。

 8月の米雇用統計は前月とほぼ同水準になると予想している。8月も雇用者数は減少するだろう。

●V字型回復の兆候みられず

 <スイス再保険の米国チーフエコノミスト、カート・カール氏>

 好ましい方向に向っていないことは確かだ。まったく良くない。V字型回復にはならないことを物語っている。実質的な回復のためには消費者が市場に戻ることが必要だが、失業が増加するなか消費は上向かないだろう。

 ドルは当面、軟調で推移すると予想する。実質的成長が見られず、金利はドルの持続的な上昇を支援するには低過ぎる。

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