August 21, 2009 / 11:20 PM / 10 years ago

ドルと円が下落、米住宅指標やFRB議長発言で=NY市場

 [ニューヨーク 21日 ロイター] 21日のニューヨーク外為市場では、円とドルが下落。予想を上回る7月の米中古住宅販売や、米連邦準備理事会(FRB)議長が示した明るい見方を受け、安全資産としてのドルと円の投資妙味が薄まった。

 8月21日、NY外為市場では米住宅指標やFRB議長発言を受け、ドルと円が下落。写真はウォール街。17日撮影(2009年 ロイター/Lucas Jackson)

 バーナンキ議長はワイオミング州ジャクソンホールで開かれているFRBの経済政策シンポジウムでの講演で、世界的な経済成長の回復に向けた見通しは短期的に良好とみられるとの認識を示した。景気回復が近づいているとの考えをFRB議長として明確に表明したものとみられている。

 議長は「過去1年間にわたる大幅な収縮を経て、経済活動は米国内外の双方において横ばい状態(levelling out)にあるとみられ、短期的な成長への回復見通しは良好なもよう」と述べた。 一方、「最悪の事態は回避したものの、困難な課題が依然控えている」とし「回復は当初、比較的ゆっくりとなる公算が大きく、失業は高水準から段階的にしか減少しない見込み」と警告した。

 7月の米中古住宅販売戸数は4カ月連続で増加し、2007年8月以来の高水準となった。

 8月ユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値も改善。サービス部門の落ち込みにほぼ歯止めがかかったほか、製造業の減速ペースもエコノミスト予想を大きく下回った。

 これら指標は世界景気への楽観的な見方を支え、ユーロ/ドルは2週間ぶり高値に押し上げられた。

 ニューヨークのみずほコーポレート銀行の為替セールス・バイスプレジデント、ファビアン・エリアソン氏は「米住宅市場は底を打った。この見通しを背景にドルと円が一段安となるだろう」とし、「米・欧州での状況改善に伴い、安全資産とみなされる通貨の必要性は弱まる。市場は一段とリスクの高い資産に移行する」と述べた。

 ユーロ/ドルは0.6%高の1.4333ドル。ロイターのデータによると、一時7日以来の高値となる1.4375ドルに上昇した。

 ユーロ/円は0.7%高の135.18円。

 ドル/円は0.1%高の94.29円。93.40円に下げた後、94.71円に上昇する場面もあった。

 原油先物が年初来高値をつけたことを手がかりに、資源国通貨への買いもみられた。 

 豪ドル/米ドルは0.3%高の0.8335米ドル。

 NZドル/米ドルも0.7%高の0.6818米ドル。

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