August 26, 2009 / 6:22 PM / 10 years ago

米新築住宅販売:識者はこうみる

 [ワシントン 26日 ロイター] 米商務省が発表した7月の新築1戸建て住宅販売統計によると、総販売戸数は前月比9.6%増の年率43万3000戸と、2008年9月以来10カ月ぶりの高水準となった。市場関係者のコメントは以下の通り。

 8月26日、米商務省が発表した7月の新築1戸建て住宅販売は前月比9.6%増と、08年9月以来10カ月ぶりの高水準に。写真はイリノイ州・レモントで7月撮影(2009年 ロイター/John Gress)

●市場が基盤形成、妥当なペースで上向く様相

 <4CASTのエコノミスト、デビッド・ スローン氏>

 非常に良い内容だ。上向きサプライズだが、21日発表された中古住宅販売が強い内容だったこともあり、それほど意外ではないだろう。

 これまでに中古住宅販売や住宅着工・許可件数で前向きな兆候が示されており、まさに住宅セクターが基盤を形成し、妥当なペースで極端に低い水準から上向きつつあるように見える。

 注意点は、初回住宅購入者向けの税還付が11月30日で終了することだ。対象者は8000ドルの支援を得ており、おそらく住宅市場を一部暫定的に支援している。

 新築の住宅販売が良い内容となったことは確かに心強い。中古住宅販売が差し押さえ物件の販売に押し上げられている一方、新築住宅は定義上差し押さえ物件は含まれず、新築住宅の販売改善は住宅市場の回復が安価な差し押さえ物件の購入だけによるものではないことを示している。●在庫の継続的減少は心強い

 <バークレイズ・キャピタルのエコノミスト、ミシェル・メイアー氏>

 新築住宅販売は予想を大幅に上回った。7月の伸びだけでなく改定幅も非常に大きかった。心強いのは在庫の継続的な減少だ。北東部が大きく伸びたが、振れの大きな数字で同地域の寄与度は10%程度に過ぎない。

 供給が7.5カ月分と、1月のピーク水準の12.4カ月から急減したことが重要だ。住宅市場の回復はまさに進行中で需給の均衡も戻りつつある。回復ペースはわれわれの予想を超えている。

●依然改善の余地ある

 <スティーブンス・キャピタル・マネジメントのマネジングディレクター、ウォーレン・シンプソン氏>

 明らかに状況は改善している。大きな疑問は回復が「V」字型か「W」型かということだ。

 耐久財受注が2年ぶりの大幅な増加となったことは印象的だが、われわれは現時点で引き続き住宅市場に過度の在庫を抱えていると考える。

 住宅市場には改善の余地があり、雇用も同様だ。この2つが改善するまでの道のりは長い。

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