August 31, 2009 / 1:34 AM / 10 years ago

7月鉱工業生産速報は前月比+1.9%、7─9月も高い伸びの予想

 [東京 31日 ロイター] 経済産業省が31日発表した7月鉱工業生産指数速報(2005年=100、季節調整済み)は前月比1.9%上昇の82.4となり、5カ月連続の上昇となった。

 8月31日、経済産業省が発表した7月鉱工業生産指数速報は前月比1.9%上昇の82.4で5カ月連続の上昇となった。写真は昨年9月、都内で(2009年 ロイター/Michael Caronna)

 ロイターの事前予測調査では前月比1.4%の上昇と予想されていたが、発表数値はこれを上回った。生産予測指数は8月が前月比2.4%上昇、9月が同3.2%上昇となり、これを前提とすると前期比8%程度となる可能性があり、4─6月の8.3%に匹敵するほどの高い伸びが継続する見通し。

 7月の生産水準は82.4で昨年11月以来の水準に回復。ただ前年比では22.9%低く、依然として大幅な減少となっている。

 経済産業省は、生産の基調判断を前月の「持ち直しの動き」で据え置いた。

 業種別にみると、上昇したのは11業種、低下は5業種。

 輸送機械、鉄鋼などが上昇に寄与した。内外ともに出荷が好調な自動車生産が、鋼材やタイヤ、金属製品、プラスチック製品などの幅広い業種の生産を押し上げた。自動車関連製品の出荷先は、国内に加え、北米や中国、インドなどに広がっている。

 一方で、携帯電話やパソコン、ゲーム機など、家電関連は前月比低下が目立った。このため、情報通信機械や電子部品デバイスなどの業種で生産が低下。

 鉱工業出荷指数は前月比2.3%上昇で、生産と似たような動き。

 在庫指数は同0.2%低下した。電子部品デバイスや鉄鋼、一般機械、情報通信などで生産調整が引き続き進んでいる。一方、輸送機械の在庫は上昇したが、輸出の船待ちが要因。電気機械では太陽電池モジュールが欧州向けの不振などから大幅に在庫が積みあがっているほか、エアコンや冷蔵庫も天候要因などがあり在庫が増加。

 この結果、在庫率は123.5となり、昨年10月以来の低水準に改善した。

 先行き予測をみると、企業の生産計画は強めとなっている。9月も3%台の伸びとなった。8月、9月には鉄鋼や一般機械、輸送機械、情報通信などが高めの生産を計画している。経済産業省によると、こうした前提が実現すると、7─9月は前期比8.0%の伸びとなり、9月の生産水準は87.1と昨年11月以来の水準まで回復する見通し。

  (ロイター日本語ニュース 中川泉)

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