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米ファイザー、医薬品販売方法違反で23億ドルの支払いで合意

 [ニューヨーク/ワシントン 2日 ロイター] 米医薬品大手のファイザーPFE.Nは、鎮痛剤「ベクストラ」など13種類の医薬品の販売方法に問題があったとして訴訟を起こされていた問題で、総額23億ドルの罰金と和解金を支払うことで合意した。米司法省と米保健福祉省が2日、発表した。

 ファイザーが支払うことで合意した和解金は、処方薬の販売規制違反に関連するものとしては過去最大となる。これまでは、イーライ・リリーLLY.Nが統合失調症治療薬の「ジプレキサ」を、当局から認可を受けていない用途向けに販売した問題で、今年合意した14億2000万ドルの支払いが過去最大だった。 

 ファイザーの支払いの内訳は、「ベクストラ」の販売方法の規制違反に対する罰金が13億ドル、米食品医薬品局(FDA)の認可を受けていない用途向けでの医薬品の販売に関する和解金が10億ドル。

 ファイザーは「ベクストラ」を2003年のファルマシア買収を通して取得したが、安全性を理由に2005年に販売を停止した。司法省によると、ファイザーのマーケティング・チームは「ベクストラ」を急性の痛みや手術による痛みなど、FDAから認可を受けていない用途向けに販売。こうした認可を受けていない用途向けに医療関係者に直接販売していた。 

 モーニングスターのアナリスト、ダミエン・コノバー氏は、ファイザーが非を認め和解金の支払いで合意したことは、ファイザーの医薬品販売に大きな影響は及ぼさないとしている。ただ「米政府が医療保健制度改革で重要な交渉を進めている時に、誤ったメッセージを送る可能性もある」と指摘した。

 ニューヨーク州のクオモ司法長官は「ファイザーは自社の利益を出すために、米国中の納税者を騙した」としている。

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