September 4, 2009 / 9:10 AM / 10 years ago

来週の外為市場、株伸び悩みならドル上値重い展開へ

 9月4日、来週の外為市場でも、ドル/円は上値の重い展開が続くと予想される。写真は昨年1月カイロで撮影した米ドル紙幣のポスター(2009年 ロイター/Asmaa Waguih)

 [東京 4日 ロイター] 来週の外為市場でも、ドル/円は上値の重い展開が続きそうだ。ドルが1カ月半ぶり安値となる91円台へ一時下落したことで、世界的な株価の伸び悩みが続けば、2月以来の90円割れを試す展開が視野に入るとの声も出ている。

 ただ、多くの参加者が一段の下落を予想してすでに売り仕掛けに動いているため、株価が上昇に転じれば逆にドル/円の反発が勢いづく可能性もあるという。米国が休日明けとなる8日以降に、本格的な値動きを予想する声が出ている。

 予想レンジはドルが91―95円、ユーロが1.41─1.44ドル。

 世界的に株価が伸び悩む中、為替市場ではドル/円の下落を予想する声が増えている。多くの市場関係者が目先の下値めどと想定するのが、7月安値の91.73円付近から、過去最大の買い建て玉を積み上げた個人投資家が損失確定の売りに動くとされる91円半ば。この水準を下回ると、テクニカル上も下抜けとなって売りが勢いづく可能性が高く、2月12日以来の90円割れが視野に入るという。

 ただ、多くの関係者が下落を想定しているためポジションは売り持ちに傾きやすく、きっかけさえあれば反発が勢いづきやすい状況でもある。これまでも、ドル/円の下落局面では国内大手投資家がまとまった買いに動き下値を押さえてきたうえ、91円から90円台にはオプションに絡む買い注文も少なくない。売り仕掛けスタンスを続けているある外銀のチーフディーラーも「仮に下落しても勢いがつかず、90円割れまでは届かないかもしれない」との見方が本音だ。

 来週も最大のポイントは、米中など世界の株価動向。経済指標などの発表予定では、8日の7月英鉱工業生産や7月独鉱工業生産、9日の7月豪小売売上高と米地区連銀経済報告、10日の8月豪雇用統計や7月米貿易収支、11日の9月米ミシガン大消費者信頼感指数速報値などが関心を集めている。

 中銀イベントも多い。9―10日は英中銀金融政策委員会、10日にニュージーランド中銀とカナダ中銀の理事会が予定されている。政策金利はともに据え置きの見通しだが、英中銀は前回理事会の議事録でキング総裁らが一段の資産買い入れ増額を主張していることが明らかになっているだけに、声明文がハト派に振れる可能性を指摘する声が出ている。NZとカナダは以前から続く通貨高へのけん制姿勢の変化が関心を集めそうだ。

 (ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below