September 16, 2009 / 8:54 AM / 9 years ago

鳩山内閣が発足へ、公約実現に「全員野球の布陣」

 [東京 16日 ロイター] 民主党の鳩山由紀夫代表は16日午後、衆参両院の本会議で首相に指名され、新官房長官の平野博文氏が同日夕に閣僚名簿を発表した。副総理兼国家戦略局担当相に菅直人・民主党代表代行、財務相に藤井裕久・同最高顧問が起用される。

 9月16日、民主党の鳩山代表が衆参両院の本会議で首相に指名された(2009年 ロイター/Toru Hanai)

 平野氏は鳩山内閣を「全員野球の布陣」と述べ、同党がマニフェスト(政権公約)に掲げた政策の実現に政治主導で取り組む決意を表明した。

 鳩山内閣は、社民党の福島瑞穂党首、国民新党の亀井静香代表の両党首と民主党の菅代表代行のほか、岡田克也・前幹事長が外相、直嶋正行・前政調会長が経済産業相、前原誠司元代表が国土交通相に就任し、党幹部が軒並み入閣する重量級の態勢になった。

 平野新長官は、新設の国家戦略担当相の役割について「財務省主導の予算編成ではなく、予算の骨格を企画、起案し、財務省に指示する戦略スタッフの機能だ」と説明した。

 市場からは「適材適所の布陣」(大和証券SMBC・チーフストラテジストの末澤豪謙氏)、「ベテラン、若手を含めてバランスの良い配置」(みずほ証券・エクイティ調査部シニアエコノミストの飯塚尚己氏)と評価する声が聞かれる一方、民主党の成長戦略が不明確なこともあり「円高、建設、金融という3つの不況要因が懸念される」(UBS証券・チーフストラテジストの道家映二氏)と慎重な見方もある。

 午後の衆参本会議は、民主党の鳩山代表を新首相に指名。先の衆院選での民主党圧勝を受け、獲得票数は衆院327票、参院124票となり、第2党の自民党が投票した若林正俊・元農相(衆院119票、参院84票)に大差をつけた。

 このほか衆院本会議は、新議長に民主党の横路孝弘前副議長、副議長に自民党の衛藤征士郎・元防衛庁長官を選出、議院運営委員長に民主党の松本剛明・元政調会長を指名した。

 本会議終了後、鳩山内閣に入閣する国民新党の亀井代表は「鳩山総理は、歴史的な責任をきちんと果たさなければないない運命にある」と新政権の責務の重さを強調した。

 これまで約1年間、政権を担ってきた麻生太郎内閣は16日午前の臨時閣議で総辞職した。麻生太郎前首相は総辞職後の記者会見で、政権担当期間を振り返って「100年に1度といわれた世界同時不況に対して経済・景気対策によってじん速に対応できた。実績として誇れる」と強調した。

 鳩山政権に対しては「景気回復は道半ばだ。景気回復が確固たるものになるよう努力してほしい」と要請した。

 (ロイターニュース 伊藤純夫)

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