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オバマ米大統領、イラン新核施設で「協議の緊急度増した」

 9月26日、オバマ米大統領は、イランが第2のウラン濃縮施設を建設していた問題について、「憂慮すべき事態」との認識を示した。写真は25日、米ピッツバーグで開催されたG20の会見で(2009年 ロイター/Kevin Lamarque)

 [ワシントン/テヘラン 26日 ロイター] オバマ米大統領は26日、週末恒例のラジオとインターネットを通じた演説で、イランが第2のウラン濃縮施設を建設していた問題について、「憂慮すべき事態」との認識を示し、米国も参加して10月1日に行うイランとの核協議が緊急度を増したと述べた。

 オバマ大統領は「核不拡散への取り組みに対する深刻な挑戦であり、イランの言い逃れは憂慮すべき事態」と懸念を表明。イランと国連の安全保障理事会常任理事国5カ国およびドイツが10月1日にジュネーブで行う核問題をめぐる協議について「より緊急度を増した」と話した。

 この問題をめぐって、米英仏とドイツは、イランが懸念をぬぐい去ることができなければ、厳しい制裁を実施する構えを見せており、ロシアも制裁に前向きな姿勢を表明。中国は圧力と対話を並行で進めるべきとの考えを明らかにしている。

 一方、国際原子力機関(IAEA)のイラン代表は、新たに発覚したウラン濃縮施設へのIAEAによる査察が「極めて近い将来」に行われるとの見方を示した。

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