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日経平均反落、海外勢が日本株売りを継続

 [東京 1日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反落した。前日の米株価の続落や円高警戒感を背景に序盤から売りが先行、3日ぶりに1万円を割り込んだ。

 10月1日、東京株式市場で日経平均は反落し、3日ぶりに1万円を割り込んだ。写真は昨年10月、東京証券取引所で(2009年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 米系の投資家などによる売りで銀行株や証券株が3%程度下げ、TOPIXも900を下回った。日経平均1万円付近では短期筋による押し目買いも観測されたが、海外勢が日本株売り/外国株買いを進めており、前場は売りに押されたようだ。投資判断引き下げにより半導体が売られ、指数の下げ幅がやや拡大した。米経済指標の発表を控え、期初の割に取引は薄かった。

 東証1部騰落数は値上がり253銘柄に対して値下がり1354銘柄、変わらずが75銘柄だった。東証1部の売買代金は前日の1兆1220億円を上回ったものの、1兆2141億円にとどまった。

 東京市場は米国市場の続落の流れや円高警戒感などで、売り先行後もみあいとなった。前場序盤は1万円の攻防が意識される動きだった。市場関係者によると「為替相場は一時期に比べて落ち着いたが、依然として円高警戒感が強く、輸出関連株を中心にが売り優勢で始まった。市場では「前日までのようにドレッシング期待もなく、下に仕掛けやすくなっている。板状況も上値の指値売りが厚い」(準大手証券トレーダー)とみられていた。

 後場に入ってからは、半導体関連銘柄の売りが加速し日経平均は下げ幅がやや拡大した。クレディスイス証券は9月30日、半導体関連の株価は、引き締まった需給のサイクルでピークに接近しているなどとして、エルピーダメモリ6665.Tの投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に、アドバンテスト6857.Tをニュートラルからアンダーパフォームに引き下げた。

 日中は、三菱UFJフィナンシャル・グループ8306.T、みずほフィナンシャルグループ8411.T、三井住友フィナンシャルグループ8316.Tの大手銀行株や証券株の下げが目立った。邦銀系の株式トレーダーによると、米系年金筋や米系のヘッジファンドが日本の銀行株、証券株を売る動きがみられTOPIXは900を割り込んだ。

 同トレーダーは、全般的に海外勢が日本株売り/外国株買いの動きを加速させているとの見方を示したうえで、「日本の閣僚によるコメントのリスクが世界に広がっているのではないか」と指摘する。国内証券の株式トレーダーは、日経平均が1万円を割り込んだことについて「3月以降の上昇トレンドを考えると、(足元の水準は)押し目買いのいいポイントになるのではないか」と述べている。ただ、今後9500円程度で下げ止まらなければ「トレンドは下落基調に変わる」とみている。

 日銀が発表した全国企業短期経済観測調査(日銀短観)は大企業製造業・業況判断DIがマイナス33と予想通りだった。日興コーディアル証券のシニアストラテジスト、河田剛氏は短観について「ほぼ予想通りの内容で、目先の株式市場で大きな手掛かりにはなりにくい」としながらも、大企業・製造業の想定為替レートについて、下期はドル/円が94.08円と現時点での水準と比べて円安方向となっていることから、「(足元の)89円後半の水準が続くとの前提なら、企業業績は下方修正含みで、日経平均は9000円ぐらいを予想しなければならない」と指摘した。

 (ロイター日本語ニュース 吉池 威)

日経平均 日経平均先物12月限 

終値   9978.64 (-154.59) 終値 9980 (-130)

寄り付き 10072.64 寄り付き 10050

安値/高値 9965.06─10077.22 安値/高値 9960─10080

出来高(万株)  181113 出来高(単位) 55713

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