November 3, 2009 / 7:13 AM / 10 years ago

大手百貨店売上高、リーマンショック1年も回復の兆し見えず

 11月2日、大手百貨店売上高はリーマンショックから1年が経過しても回復の兆しが見えず。写真は都内の三越。9月撮影(2009年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 2日 ロイター] 大手百貨店が2日に発表した10月売上高速報によると、多くの店舗で前年同月比2ケタ減となっており、大幅な落ち込みが続いている。株価暴落などを引き起こしたリーマン・ブラザーズの破たんから1年が経過したことで、比較対象となる前年同月の水準が低下していたものの、消費の一段の低迷に歯止めがかかる気配は見られない。

 台風の上陸や冬の到来の遅れも、消費の足を鈍らせている。

 10月は昨年に比べて土曜日が1日多かったものの、台風や暖冬の影響により売り上げが落ち込んだという。高島屋(8233.T)は、単体14店舗で12.0%減、単体と国内百貨店子会社合計18店舗では11.9%減となった。7、8日の台風で約2%の売り上げ減の影響が出たと分析している。

 三越伊勢丹ホールディングス(3099.T)傘下の三越では、銀座店が21.5%減と大きく落ち込むなど、既存店合計(池袋・鹿児島店を除く)では12.5%減となった。三越銀座店は増床に伴うリモデルを実施しており「売り場面積が2割程度縮小されている状況」(広報)という特殊要因が重なっている。伊勢丹は11.2%減と2ケタ減となっており「10月に入ってもなかなか寒くならず、冬物衣料が動かなかった」(同)という。

 一方、J.フロント リテイリング(3086.T)傘下の大丸は、特価や催事など価格面での対応が奏功し、直営12店舗は6.4%減にとどまった。松坂屋は、高額品を中心に不調が続いているほか、東海地方に上陸した台風の影響もあり、13.1%減となった。

 08年の全国百貨店売上高(店舗数調整後)は、8月に3.1%減、リーマン・ブラザーズが破たんした9月に4.7%減となった後、10月には6.9%減と減少幅が拡大。09年2月には2ケタのマイナスに突入した。

 Jフロントの奥田務社長は、10月の中間決算発表の席上「これまで厳しくても、半期・1年単位で1―2%の落ち込みだった。今期は上半期で2ケタ減になっており、5―6年分の落ち込みが一挙に来た感じ」と振り返った上で、「消費者のライフスタイルや購買行動が激変している。多少景気が好転することがあっても、トンネルに入る前と出てからは全く違う状況になる」と述べ、消費者の変化に対応した百貨店作りを急ぐ考えを示している。

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