[東京 4日 ロイター] 森下仁丹4524.Tは4日、インフルエンザなどの感染症に対する経口ワクチンの改良基礎特許を神戸大学医学部らと共同で出願したと発表した。
仁丹は神戸大学医学部感染症センターの白川利朗准教授と共同で、組み換えビフィズス菌を用いた経口ワクチンの開発を行い、2007年3月にはシームレスカプセルを利用した経口感染症ワクチンの特許を共同出願している。
仁丹は今回、神戸大学医学部感染症センターや石川県立大学生物資源工学研究所、京都薬科大学らのグループとビフィズス菌の表層に様々な病原体の抗原を提示する遺伝子を導入することで、抗体生産量が10倍以上高まることを発見したという。